呪いをかけられる人間でありたい

俺の理想はなんなんだろうな。

贖罪なのか、理想との乖離なのか、それらはどう繋がるのか。

いやまあだから、俺は別に、俺のために頑張ろうって力はないんだろうな。

ある程度生活できているなら、それでいいって思うんだろう。

あんまり上昇志向とかはない。まあただ上昇志向って多分コンプレックスか憧れだから、一概に素晴らしいとは言わないけど。

まあなんにせよ、特に金が欲しいとかモテないとかってコンプレックスもないし、人生こう生きたい、みたいなわかりやすいロールモデルもないから、あんま上昇志向ってないんだよな。

で、じゃあどういう時に頑張るのか、というか、どうでもいいってマインドを捨てて頑張ってみるかって思うかっていうと、それは誰かのためって時だよな。

で、誰かのためって色々あるけど、何かしてあげる、って契約をふっかける、つまり呪いをかける側よりも、何かしてもらって申し訳ない、それに報いたいって契約をふっかけられる、つまり呪いをかけられる側の方が、力は強いんだよな。

つまり、誰かに何かをしてあげるために頑張る、よりも、誰かに何かをしてもらってその恩に報いるために頑張る、の方が、力が強い。

申し訳なさ、とか、迷惑をかけたからその償いとして、っていうのが俺の中では1番力になる。あんま暗くないんだよな。むしろどっちかっていうと、頑張ろうって明るい気持ちでやってる気がする。

とすると、人に呪いをかける人間でありたいし、人から呪いをかけられる人間でありたい。

それはなんだろうな、あんま後天的なものって印象がないな。遺伝なのか教育なのかわからないけど、俺が自分で作り上げたマインドセットではない気がする。

だから、そうありたいと思っても特にじゃあどうすればいいってのが思い浮かばないが。

まあ、無くさないように大事にしようか。そういう状況になった時に、めんどくさがらないできちんと頑張ろうか。

それがいいような気がするな。

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