イノベーションと企業家精神


はじめに


ケインズより早く、最適分配などの既存の事業を上手くやるって従来の経済学に対して、イノベーションによる動的な不均衡、つまり新しいものを作ることで状況を破壊することが経済の正常であり中心である、と言ったのはシュンペーターの「経済発展の理論」である。

読みたいな時間あるうちに。経済を正しく理解する、って上でね。

起業は奇跡でも運でもラッキーでもギャンブルでもなく、体系的な方法論に基づく実践である。その体系的な理論がここにある。

これすごいよな。起業に対して体系的な方法論って、あんまり見たことないな。実際にどうやった、or、精神論が多い気がする。

企業のリスクが上がるのは、彼らが自分のしていることを理解していないから。方法論を持たず、初歩的な原理を守らないからである。

企業家は変化を起こすか、変化を捉えて活用するかである。常に創造的破壊と共にある。

企業家は成功しないかもしれない。が、多少でも成功すれば、それはどんなリスクも相殺して余りあるほど大きい。だから、単なる最適化よりも遥かにリスクは小さいと考えるべきである。

創造的破壊が起こる以上は、状況の最適分配ほどリスクなことはない。

最大効率に配置したと思ったら創造的破壊で全部ぶっ飛ぶんだから。だから、変化を起こせ、変化を捉えろ。

体系的に行えば、変化を起こす、変化を捉えることの失敗率は低い。

体系的にやってる人が少ないだけで。

変化を掴めばイノベーションになる。重要なのは、掴むべき変化を見つけることであり、その方法の体系化はできている。

一晩で大金持ちになろうって、急いで金を目的にするとこける。そうじゃなくて、目指すものは顧客への価値提供である。その上で、成功するイノベーションはほとんどが平凡なもので、すごい技術とかは必要ないことが多い。
大事なのは、変化を見つけ、分析して、企業機会を見出すことである。そうすると、平凡で大きな企業ができる。

変化はすでにある時もあるし、これから起こる変化の余地を見つけることもできる。

たぶん。まだ読んでないけど。

掴むべき変化を見つける、7つの方法



変化を見つけるには7つのタイミングがあり、登場する順にイノベーションの成功が確実である。

予期せぬ成功と予期せぬ失敗

ここから先は

19,060字
この記事のみ ¥ 5,000
期間限定!PayPayで支払うと抽選でお得

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?