この一年の留学で1番大きく変わったこと
俺のnoteに殿堂入りってファイル、というかまとめてあるとこがあって、そこに入ってんのは、俺が上手く書けたなと思って自分のアカウントのトップに固定表示したやつなんだよな。
つまり、その時の俺が書いて、これは手応えあるなと思ったもの。これもそうなると良いなとは思うが。どうだろう。
今日から3日後に帰国する訳だけど、3ヶ月前に書いたノートを読んで、うーんと思った。
書いてあるのが結構、俺を理解して欲しい、とかそういう相手主体のことなんだよな。誰かに俺に何かして欲しい、って内容が多い。
なんか今考えることって、そういうことじゃ無いよな。
俺がやりたいことって、バーを持つことと幸せな家庭を持つことで、それができるなら割と細かいことはどうでも良い。どういう過程を通ってそこに到達しても良いし、そんなにお金持ちじゃなくても家族が困らないなら良い。
それと、俺がやりたいことを分析すると結局のところは、呪いで結び付いた関係性ってことなんだよな。返報性の負担で結びつく、半分が曖昧な契約による精神的な結び付き。
日本語で簡単に言えば、恩義ってやつだよな。
で、俺はそれが欲しいってことが程度明確になってからは、それに合わせていろんなもんが俺の中で再構成されたんだと思う。
それまで俺は、俺の損得を第一に考えていたけど、果たしてそれで俺が欲しいものが手に入るのか。
違うよな。
むしろ、短期的な損得を敢えて考慮しないで、相手に恩を売る。それがどう返ってくるのか、返ってこないって可能性まで含めてリスクだが、そのリスクを敢えて背負うこと。
だってそれが上振れしたら、俺が欲しいもんだもんな。
俺が何かをすることで相手が恩義を感じて、何かを返礼したいって考えてくれたら、これが絆だと思うし、これが俺が欲しい関係性だろう。
いや正確には、これは繊維の一本というか、現実にはお互いにお互いが自分を犠牲にして何かしてあげる、ってのが複雑に積み重なって、それが俺が欲しい人間関係だよな。
あの時あれをしてもらったから、今日は俺がこれをしよう。でも良く考えたら、あれをしてくれたのは俺がその前に別のことしたからだよな。でももっとよく考えると、俺がそれする前に向こうはこれしてくれてたよな。
こうやって、お互いがお互いのために何かをしたって過去が積み重なって、それが関係性を繋ぐ。
履歴でできた縄というか、筋肉というか。
で、これのリスクはさっきも言ったように、俺が相手の為になんかしてあげたのに相手がそれを当たり前と思って返礼してこない、ってこと。こうなると関係性は紡げない。まあ借りパクされるみたいなもんだな。
まあただ、相手が返礼してくれるタイプの人かってのは、やってみないとわからない。だから俺がその人間関係を求める限りは、そこのリスクは取り続けたいんだよな。
たとえ借りパクされたとしてもそれはアンラッキーで、まあざっくり1/2の確率だ。
1/2で返礼してくれる人に会えるのであれば、たまに借りパクされるくらいは良いよな。
あで、だからこの一年で何が変わったかって、俺が欲しいのは上に書いたような人間関係だってことがはっきりした。
でその為に、損得としては俺が損するとしても、相手のためになるならやる、って価値観に俺の価値観が更新されたと。
これまでは俺の損得を中心に考えてた。そうすると、周りの人が俺のために動いてくれ、って思考になる。自分は何もしないで他人が俺に尽くしてくれるってのが、損得として考えるとまあ1番良いよな。
だが、うーん。そうじゃ無いよな。
俺が求めてるのは俺一人が得することじゃなくて、周りの人と理想的な人間関係を持つ事だろう。
だとしたら、なんか俺にしてくれ、じゃだめで、どうやったらこの人を幸せにできるか、ってことを考えてかなきゃいけないんだよな。
で、それに共鳴して同じように考えてくれる人に俺の時間を割いて、関係性を作っていきたい。
だから大事なことは、俺よりも相手を優先して、最大限幸せにしようとする、ってこと。
これが俺の目的への答え。
これがこの一年で1番大きく変わったことかな。
うん、俺にとって正しい変化だったと思う。成長と言っても良い。