何かを選ぶのは、一番いいものを選ぶ、ってことじゃない
どれを選んだら正解、とかではないと思う。
確かに、ある程度適したフィールドってのはあって、そこを選ぶってことは、必要だと思うよ。
でも、そのフィールドの中で、どれを選んだら正解、ってことはないんじゃないだろうか。
もっと言えば、何か正解を選びさえすれば、それでめでたしめでたしで、おしまい、ってことにはならないんじゃないか。
むしろ、ある一定のフィールドをきちんと選べたなら、その中で、どれだけ頑張れるか、って、新しい戦いが始まるわけで。
むしろそっちが本番なんじゃないかな。
これって、恋愛とめっちゃ似てるよな。
誰を選んだら幸せになれる、って考え方はあんまり好きじゃなくて。
一定のラインを超えるいい子ってのは、まあ一定の割合で存在していて。
その上で、その中から誰を選ぶか、ってのは、そんなに重要じゃない。
それよりも、その中で誰かを選んでから、俺がきちんとその子を幸せにできるか。
重要な関係性を築いていけるのか、ってところの方が、重要な気がするよな。
ということを、そういえば元上司にも言われた気がするな。
仕事ってのは、会社を選んだ後のボラがでかいと。
だから、ある程度頑張って選んだら、そこでベストを尽くせと。
その上で、ベストを尽くしながら、また新しい選択を考えろと。
確かになあ。
何かを選ぶってのは、一定以上のラインを超えるものを見極める、ってことなんだろうね。
一番いいものを選ぶ、ってことではなくて。
もちろんラインを超えるものを見極めるのも大事だが、それを選んでから、それをどこまで正解に近づけられるか。
というか、その選択を価値のあるものに変化させていけるか、ってところも大事なんだろうな。
言い換えれば、選ぶってのは、消去法なんだろうね。
これは流石にないな。
これも流石に違うと思う。
ってことは、まあこの辺だろう。
でも、その中からどれがベストなのかはわからない。
だから、まあどれか、なんとなく良さそうなものを選んでやってみよう。
で、頑張ってみて、その上でまた選択をしなおそう。
これが、人間がベストな選択するってことなんだと思う。
神様だけが知っているベストな選択肢を選べるわけじゃなくて、一定以上のラインを超える、悪くない選択肢の中から、良さそうなものをなんとなく選んでみる。
そして、次の選択の時に、また一定以上のラインを設定し直す。
これの繰り返しでしかないんだろうな。
ただ、それを真剣にやれば、何か掴めるんじゃないかと思う、というか、そう信じたいよね。