zero to one 新しく小さいニーズを独占しろ

今日やってることを続けたら、競合に真似されていつか利益は出なくなる。だから、まだ試されていないことがベストな手法だ。これはなかなかかっこいいな。今やってることにも一定の価値はあるだろう。でも、状況は変わりゆく。だから、今まだやってないことがベストなんだ、と。

商品選択ってのは、どんどん均質化した(コモディティ化した)結果、価格での競争しかできなくなる。メーカーごとに同じような商品しか出せなくなってくると、もうしょうがないから価格で判断しようって話になる。そうなることが運命のコモディティ商品で戦うのは辞めとけと。それよりは、独占をした方がいいと。そうなるから卓越できることを、他社には代えが効かないことが大事なんだな。

競争し始めると、きつい。安いレストランなら金を切り詰めることに必死になるし、高いレストランでも地位を守るために必死になる。と考えてくと、独占的な企業にならないと、競争からは逃げられない。そのためには強烈な差別化がいる。独占してれば、金は一定問題ないので、社会のこととか何が正しいかとかを考えられる。

が、独占企業ってのはヘタをすると社会の害悪になりかねない。だって独占することで顧客から選択の自由を奪うから。でもこれは、無条件に起こるわけじゃない。状況に合わせて新しいものを提供し続けないと、独占は成立しない。独占企業が同じことをして状況に合わせないのであれば、他のクリエイティブな企業が出てきて、つまり新しいニーズを掴んだ企業が出てきて、そこに淘汰される。

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