お互いの問題の捉え方を理解して、これから俺たちはどうするのか、を模索し続ける。それが俺の正義
俺って何がムカつくんだろうなと思って、多分相手の視点に立たないことなんだろうな。
人間関係において、相手の視点で考えたら怒ることって基本ないのよ。
だってわざと相手を傷付けようとしてるわけじゃないから。もしわざと傷つけようとしてくるのであればその人からは離れたほうがいいし、俺は昔それをやって別れたから、うんまあ俺が悪いよな。
と言うのも、人と付き合い始めて最初は、何が相手にとって嫌かわからんわけよね。だからなんかやって嫌な気持ちになったとしても、それはこういう理由で嫌だからやめて、って言えばそれでいい。
相手は別に傷つける気があるわけじゃなくて、それは相手の視点で考えたら理解できるようになる。こういう理由でこうしたんだなってことがわかれば、別に傷付けようとしてやったわけじゃ無いってわかるし、怒ることはない。
で、そのあと大事なのは言われたことを気をつける事で、ここがまあ妥協のポイントだよな。靴下履いたままベッドに乗るなって言われたとして、最初はまあ注意くらいで済んで、ただそれを何回も繰り返すってことは怒られるよな。
で、俺が腹が立つのは、まず相手の視点を理解しようとしない奴。
なんか嫌なことがあった時に、自分が嫌な気持ちにされた、だからお前が悪い、って言って謝らせようとしてくるやつ。
いやそれってさ、まあそっちからしたら嫌だったかもしれないけど、こっちからしたら別に嫌がらせしようとか思ってたわけではないのよ。だから、これ嫌だったんだけど、って言ってくれれば良くないか?そしたらこっちも、こういう理由で、とか、これが嫌だとは思わなくて、ってことになるじゃん。これが嫌だ、まではいいけど、私が被害者でお前が悪い、って部分はいらないし、まあ人間だからそう思うことはあるにしても、そこにずっとスタックしてずーっと攻めてくるのは違うと思うんだよな。建設性がないじゃん?
特に俺はあんまりいやって思うことがないので、これが嫌って言われてああいやだったんだね、ってなることが多い。そこでネチネチ責められると、いやまあお前の視点から見たら俺に傷つけられたってことになるのかもしれんけど、俺からしたらそういう気はなくて、そういう俺の視点で見ることは無視するわけ?って思う。
まあだから言うけどね。俺からすると別に傷つけたいわけでもなくて、嫌だとも思ってなくて、だから傷つけたのはごめん、って。まあそうな。その上でネチネチ言ってくるのは、あんまいいことじゃないわ。まあ程度の問題ではあると思うんだけども。多少は人間だから仕方ないかなって気はする。
なんでこれ腹立つんだろうな俺って。うーん、俺だったらそうしないからか?要は、責めたって意味ないし建設的でもないってのが俺は思ってて、しかも俺は基本的には嫌だって思わせる側なので、被害を受けてない、しかも俺だったらこうしない、ってところなのかなあ。
相手がネチネチ言ってきても無視すればいいのにな。なんでそこに怒るんだろう。
ずーっとごめんって言ってればいいじゃん、と。相手が大人しくなるまで。うーん、なんかこの考え方が1番ムカつくんだよな。
すごく不誠実なんだよなそれって。相手に悪いと思ってないのにごめんっていうわけじゃん?別に手法として間違ってないのかもしれないんだけど、ただ俺からするとそれって相手に対してまともにコミュニケーションしてると思えないんだよな。思ってもないことを言って適当にその場を流すって、寝言で答えてるようなものじゃない?それってすごく相手を馬鹿にしてるし、そういうコミュニケーションは嫌だなってのは思うんだよな。
わかんない、これは俺が勝手に格好いい理由をつけてるだけで、本当は俺はもっとガキみたいな自分勝手な理由があるのかもしれない。その可能性はずっと消えないと思う。
が、それにしても、俺はそんなに傷つかないだろうなってことで相手が思いの外に傷ついたらしい、そういう時に、相手がネチネチ言ってくるのはうざい。しかし、あーごめんねごめんねって適当にいうのも嫌だ。うんまあこれはプライドな気がするな。
1番いいのは、傷つける気はなかったんだ、ごめん、っていうことだよな。
結局のところ、俺が傷付かないことで他者が傷付くってのは、もうこれは個人差の問題だからどうしようもない。だから、俺が傷つかないことで相手が傷ついたとして、それ自体に俺が腹を立ててもなんの意味もないし、なんの解決にもならない。
なんでそんなことで傷付くんだよ、って言う奴に、誰かと一緒にいる権利ってない気がするんだよな。てか向いてない気がするよな。俺のことばっかりで、相手の視点に立とうって価値観がないよな。
誰かと一緒にいて、関係性を作っていきたいのであれば、ああなるほどな、こう言う理由でこう言う考えでこうやって傷付いてしまうんだ、ごめん、じゃあ今後はこうしていくね。俺はこれができなきゃいけないし、それに対して相手も、多少はワイニーでもいいけど、でも基本的には、こういう理由だから嫌なんだ、気を付けてね、くらいだとありがたいな。
要は、今後こうしていこう、それがお互いのためだから、っていうところに立ちたいんだよな。
相手の視点に立つ、だけだと不十分で、相手の視点に立った上で、じゃあこれから俺たちはどうするのか、ってところを試行錯誤していくって言うのが関係性なんじゃないかと思うし、そうやってよりよりものを探していくことに終わりは尽きないような気がする。
じゃあ結局のところ、俺は具体的にどうすればいい?
うん、まあ、これは。
相手がワイニーであるってところは、まあ多少は受け入れないといけないってか妥協点だと思うんだよな。傷付けてるのはこっちなわけだし。
その上で、ワイニーなことは一回置いといて、相手がなぜ傷付いたのかを知ることと、こちらに傷つける意思はなかったってことを伝えて、つまりお互いの視点をお互いに理解することに努めよう。
そんでその上で、お互いにこれからどうしていけばいいのかってことを考えよう。
ワイニーは必要経費と思って受け入れて、お互いが問題をどう捉えてるのかを確認しよう。そんでその上で、相手をどうやったら幸せにできるかを考えよう。
相手を俺より大事にして、最大限幸せにしようとすること。これはやっぱ、大変なことだけど、やろうとすればやろうとするほど大変だなって思うけど、それでもここから逃げるわけにはいかないと思うんだよな。これが俺にとって、今までで1番揺るがない正義だから。