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2021.3.16 シン・ジンボゲリオン

先日、「喪」の荒通しを行いました!
早すぎる荒通しですが、
脚本や世界観が難解なため、少しでも早く多くのものを掴んでもらうため、猛スピードで作ってまいりました。

みなさん、まだ台本は完全に手放せないものの、複雑なミザンをなぞりつつ、自身の解釈や風味を足していってくださっています。

僕個人的にも、荒通しで見えたものは多かったです。

そして、今はまだ平坦な舞台の波に、
これから静と動、緊と緩を作っていく作業に入ります。

哲学演劇とキャッチコピーがあります通り、
今回は多くの宗教用語や哲学用語が会話の中で出てきます。

でも、本質はその用語たちが意味するところにはなく、
彼らの人生、その空気、
何より、マーシャとはどんな人物なのか、
彼女が見つめる世界とはどんなものなのか、
ポイントはそこにあります。

「気分の演劇」と言われたチェーホフの劇を現代日本にリビルドする試み。
その本筋からそれず、じっくり考えて、向き合っていきたいです。
資本主義の染み渡った今の日本。その文化において。
僕たちがこれから考えていかなくちゃいけないことはなんだろう?

哲学にできることはもう終わった、
という人もいます。
果たしてそうでしょうか?

一人一人が、今こそ、内面世界、世界の構造、そして超自然世界に思いをはせる必要があるのではないかと、僕は思います。

前作「家」同様、
参考文献には「エヴァンゲリヲン」の名が際立っています。

エヴァも、内面世界を描く、伝説的アニメですよね。

先日、安野監督自身による”リビルド"連作の劇場版最終章、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」が公開されました。

IMAXで見にいきました。

涙止まらず。

想像以上に「無」になって映画館を後にし、心現れる感じがありました。

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エリア51による2020〜2021年演劇企画「KAMOME」。企画・演出の神保による旅の日記(不定期)。チェーホフの名作「かもめ」にのせて…

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