「鈍感さ」に感謝した日
少し前まで自分のことを繊細だと思っていた。
人に気を遣いすぎたり、ちょっとしたことで考え込んだりしてしまうから。
だけど、先日明らかに鈍感すぎる出来事があった。
それは友人5人と箱根旅行に行った時のこと。
ひとしきり話し終えて消灯の時間。
私はいつも通り速攻で寝た。
翌朝起きると友人たちが口々に
「あんな状況でよく寝れるね」と言う。
え?何のこと?
「うーーーん。うーーーーーーーん。」
私の隣で寝ていた人のいびきが相当うるさかったらしい。
あまりにうるさいから何度も起こして止めようとしたと。
ライトを煌々と照らし、バタバタしていたようだ。
まさかすぐ隣でそんな激闘が繰り広げられていたとは。
全く気づかなかった。
自分より遠くに居たはずの人がこれだけ被害を訴えているのに。
なんて自分は鈍感なんだ。
その後のバス移動でも、私の鈍感力はいかんなく発揮された。
急カーブが続く山道を勢いよく走っていたため、車内はけっこう揺れていたらしい。
到着後「めっちゃ揺れた。酔った。」という友人に同調していたのだが
「寝てたじゃん!」
爆睡していたのをしっかり見られていた。
またしても何も知らないHarukiであった。
「鈍感」と言われるとネガティブに聞こえるけれど、鈍感力(スルースキル)も大事な処世術だと思う。
知らぬが仏。
鈍感力というよりもはや睡眠力。
どんな環境でも生き抜くたくましさがあるのかもしれない。
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