![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/94311961/rectangle_large_type_2_56676569151fba60736b559150d700f8.png?width=1200)
未来のレストランの形「自販機3.0」とは
こんばんは、はるきです。
前回は、「仮想水」に関して書きましたが今回のブログでは「自販機3.0」について書いていきます。
自販機3.0とは
「自販機3.0」という言葉を聞いたことありますか?
自販機と聞くと「ペットボトルの飲料の自販機」をイメージするかと思います。
自販機3.0とは、「移動型レストラン」「無人レストラン」「箱形料理ロボット」とイメージする方が分かりやすく、オーダー、調理、提供、決済のすべてに人手を介さなずに食事を提供できる次世代の自販機です。
ペットボトルの飲料の自動販売機を「自販機1.0」、カップ型のコーヒーの自販機で見られるような、自分で砂糖の量やコーヒー豆の量を自分で調整できる自動販売機が「自販機2.0」、海外で増えている新しい自動販売機の形態で出来立てのラーメンや出来立てのピザを提供する無人のレストランとも言うべき進化版の自動販売機が「自販機3.0」の位置付けになります。
スマートフォンのアプリやタブレットを介して注文や決済が行われております。
また、現代においては食のパーソナライズの欲求も消費者は求めており、自販機3.0はものによっては1000種類以上の選択も可能するので、個人の好みに合わせたカスタマイズも可能になります。
それに加え、自販機3.0では、誰が、どのような注文をしたのか、カスタマイズをしたのかが記録に残るので時間帯に合わせた商品補充や欠品防止、新メニューへの発案にも活用できます。
現代の消費者において、食は「美味しさ」+αといった付加価値が必要であります。
美味しさに関しても、人によって何が美味しいと感じるのか、味付けは薄い目か濃い目が好みなのかなど今後は個人のパーソナラズの情報が更に重要になってくるのではないかと思います。
私が思うに企業は今後、顧客情報の管理システムに力を入れてくるのではないかと思います。
例えば、顔認証で顧客データを管理できるようにしたり、顔認証での決済が可能になったりするのではないでしょうか?
![](https://assets.st-note.com/img/1672235160864-PUtfE4udly.png?width=1200)
自販機3.0が注目されている背景
注目される背景としては、コロナが蔓延している現代、アフターコロナ時代は非接触での食の提供が求められいます。
自販機3.0は、人の手も介さないので安心、安全な食の提供が可能なので注目されております。
人の手も介さなければ、人件費も削減でき特に日本では飲食店の人手不足やコロナの影響で売上の激減しているお店もあるので売上の別の柱になりうるのではないでしょうか。
しかし、自販機3.0を導入するとなった際に大手のチェーン店は可能かと思いますが個人店での導入は資金的な部分から難しいではないのかと思います。
他にも、24時間で稼働させすることができることや注文が入ってから目の前で調理をしてくれるといったエンターテイメント性にも優れております。
わざわざロボットに任せなくても、冷凍食品やカップラーメンがあるから良いのではという風に考える方も中にはいているかと思います。
ここで重要なのが、先ほどの書きましたがエンターテインメント性(食の体験)であるかと思います。
食では美味しさや便利さはもちろん重要かと思いますが、それ以外に調理過程も重要だという事です。
例えば、冷凍食品であればレンジで温めて終りなので調理過程を楽しむということがないです。
消費者は便利性はもちろん求めていますが、それ以外の要素として調理過程を楽しむということを重要視しています。
ただ料理するだけでなく、料理することも楽しむこと「エンターテインメント性」「食の体験」も求めているからです。
自販機3.0の事例
自販機3.0にはどの様なものがあるのかご紹介していきます。
ラーメン自販機「Yo-Kai Express」
Yo-Kai Expressはシリコンバレー発のラーメン自販機です。
すでにアメリカでは空港、ホテル、病院、企業などの50ヶ所に設置されており20万食の実績があります。
ラーメンが提供されるまでは90秒で熱々のラーメンが出来上がり省スペースで提供できます。
ラーメンの自販機を開発するに当たって、最初は熱々のラーメンを提供するのが苦戦したとのこと。
海外では多くのラーメンが温いことが多いが、日本では許されないです。
熱々の状態で提供するには、機械も想定よりも熱を持ってしまいます。現在でも何食か連続で提供すると冷却時間も必要とのことです。
日本でも東京駅や羽田空港に設置してあり6種類のラーメンが食べれるので見かけた際はぜひ食べてみてください。
![](https://assets.st-note.com/img/1672275251948-WB6iFcAOjT.png?width=1200)
お酒を含むドリンク自動販売機「Rotender」
Rotenderには16本のボトル(1ボトル1L)と5種類のシロップがあり、15秒で1杯のドリンクが作れます。
在庫をフルに補充した場合、最大で350杯提供できます。
ドリンクの注文方法も簡単で、顧客がスマホのQRコードをスキャンすると、アプリにRotenderのメニューが表示されます。
顧客はドリンクのメニューを選んで、決済してから、グラスを自販機に置き、再度QRコードをすれば注文ができます。
年齢確認に関しては、現場でおそらく人の手で行っているので今後は顔認証などのソフトウェアを導入するかと思います。
他にも飲み過ぎ防止にも役に立ち、1時間の間に飲む量が多い顧客に対しては提供を停止するようになっています。
またリース代としても1ヶ月で999ドルと値段的にもお手頃なので個人の飲食店で導入可能です。
なぜ、ここまで安いかというと自販機にはロボットアームを搭載していないからです。
搭載していない理由としては「提供スピード」「導入コスト」が挙げられます。
特にロボットアームを搭載すると演出力としては良いが、搭載するとなった場合何万ドルと導入コストがかかるので導入できるお店が限られてくるかと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1672297088698-k1is31WfpW.png)
まとめ
次世代のレストランとして自販機3.0が普及しております。
日本では、あまり見かけないですが海外では公共施設や資金調達も行われており盛り上がりを見せております。
コロナ時代を生きていく中で、非接触での食事提供は求められるので日本でも今後は自販機3.0は普及されていくのではないでしょうか。