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格闘ゲームが下手と言われ続けた男のスト6マスター到達までの所感


■はじめに

皆さん「格闘ゲーム」で楽しかった思い出はありますか?
自分はほぼありません!何故って?
「何も出来ずサンドバックになる事が多かった」からです。

スマッシュブラザーズのタイマンや、ワンピースのグランドバトルなどの対戦ゲームでの成功体験はあるのですが、純粋な「対戦格闘ゲーム」においては為す術もなく負けてばかりでした。

CAPCOM VS. SNK 2→まったく勝てない。ボコられるだけ。
ブレイブルー→まったく勝てない。下手で怒られる。
ネットの知人にも「下手ですね」と言われる始末。

思い出されるのは惨敗の記憶。自分なりに座学をしても足りず、今思えばもっと遊んでる人に教えを乞うべきでした。
そんな感じで「良い思い出が少ない」自分が、ある事をきっかけに格ゲーに復帰し、ストリートファイター6でマスターまで頑張った記念に、色々と語ろうじゃないかという場になります。ガチの格ゲー勢からしたら浅いものだと思いますが、温かい目で見て頂ければ幸いです。

■ランクマの感想

認定はゴールドからで個人的には幸先良いと思ったのですが、何もかも上手くいかずゴールドでスタックし、いつも通り格ゲーが下手だなというスタートでした。

ランクマのルーク対戦回数
全て含めたルーク対戦回数

ゴールド帯:基礎が出来ておらず苦戦、波動とガン下がりマンが脅威
      しゃが中の当て方が分からずタゲコンをメインにプラチナへ
■覚えた事 :
コンボ

プラチナ帯:ランクマ以外で対戦経験を積んでいたのでなんとかなる     
        4ぐらいでしんどくなるも座学をしてぬるっとダイヤへ
■覚えた事 :
セットプレイ、フレーム

ダイヤ帯 :半年回り道をしてたお陰か勝率7割ぐらいでダイヤ5到達     
        5からは上手い人が多く鈍足になりつつもマスターへ
■覚えた事:
ガード、対空の大切さ

ダイヤ1からマスターまでの勝率が6割だったのは結構嬉しい

終えての感想は辛かったが7割、終わった安堵感が3割。
根本な部分ではあるのですが、自分はどのゲームでもランクマッチというシステムがとても苦手です。数字の変動だけでプレッシャーになりますし、緊張もあり普段の6~7割程度の力で戦う為、精神的な辛さもありました。
友人とは楽しく出来るのに、ランクマになると不機嫌になりやすくそこも問題点の1つだと思いました。
格闘ゲームは少し克服出来たような気がしますが、ランクマは最後まで苦手なまま。いつか治したいです。

■取り組み方の反省点

1年半のプレイ時間配分

◆トレモ時間
トレモで練習すれば実戦で完璧に出来る!となれば良いのですが、個人的にスト6はミスがよく発生するイメージがあります。上記の時間を籠ってもミスは沢山ありました。
◇何故トレモに籠っていたのか?
それは自分が「レベリングや準備をしっかりして楽に攻略したいタイプ」なのが大きいです。苦戦するのがとことん苦手なので事前準備はしっかりします。ですが対人ゲーでは、同じキャラでも動きが違ったり相手も強くなっていく為、いくら準備したところで楽に攻略をするのはほぼ不可能です。
それが分かっていても、不安からプレイ時間の半分以上をトレモに費やしてしまいました。
◇反省点
上手くなる時短をするなら座学をする以外は対戦をし、色々な状況を経験し対戦に慣れて緊張を減らす方が上手くなる効率が良いと思いました。

◆使用キャラ
失敗経験しかない格闘ゲームでどうするか?
と考えた結果、スタンダードキャラを使ってしっかり学んでいこうという事でクラシックルークを選びました。
◇キャラの迷走
23年の6月、スト6は発売日頃から開始しましたが、ランクマを回さな過ぎた結果、ダイヤに到達したのが24年5月。このままマスターまでいけるのか?と考えているタイミングでルークに大幅な弱体化が入りました。
そこで萎えてしまい、マノン→ベガ→ケン→キャミィと迷走、色々悩み12月頃には元のルークに戻っていました。
◇反省点
1年使い続けたキャラと同じぐらいの練度で動かせるようになるには、個人の差があれ時間がかかります。
キャラ対策にもなったので完全に無駄にはならなかったのですが、相当な理由がない限りは自分が信じたキャラで歩むのが時短になると思います。

■大事だと思った事

◆戦う上での心構え
攻めるより待ちの方が強いイメージのルーク。ですが対応力は自分には無く、待っていると相手のペースになり負ける事が多かったので、ガン攻めスタイルを意識しました。攻撃は最大の防御!
実際成功していたので、今後格闘ゲームを触る上での指針にもなりました。
また、自分が使用するキャラクターの強く戦える距離を把握することも大事だと思いました。どんなに強い技も当たらない位置でブンブン振っていては宝の持ち腐れ。これは初心者の頃に友人に言われた事でもあります。

◆大事な事順位

1位コンボ

中央、画面端、インパクト後、パニカン始動
各項目1~2つぐらい覚えればダイヤまでは問題ないと感じました。
沢山覚えはしましたが「安定して完走出来るコンボ」をするのが大事だと思います。

2位セットプレイ
ダウンをさせた後は攻撃を継続出来るチャンス。セットプレイを覚えてからは勝てる確率が上がった気がします。

3位対空
出せれば相手がダウンするので勝てる確率が上がります。
出せないと相手のターンになり負ける確率が上がります。
自分は1ヶ月前に対空の大事さに気づきました……。
マスターまでほぼ出なかったのですが、ピンチの時に気合で出た対空がきっかけでラウンドを取れる事が何度かあったので本当に大事だと思いました。

4位フレーム
フレームを把握する事により攻撃を出して良いのか?様子を見た方が良いのか?と判断がしやすくなり戦いやすかったです。自分のコンボ後のフレームを把握するのも、頭の中を整理する上で大事だと感じました。

5位ガード
中足に当たると不利になる場面が多いスト6で、歩きガードを使えるようになると相手のターンを減らす事が出来ました。
分かりやすい攻撃に対して、ジャストパリィを狙うのも逆転のチャンスになり良かったです。
よく耳にする遅らせグラップは、には難しくあまり使いませんでした。対戦回数が多いキャラのセットプレイを覚えたり、相手の傾向を見て暴れや投げ抜けをしていた覚えがあります。

■対戦中に意識した行動

「この行動をするだけで勝率爆上がり!」とまではいきませんが、意識した行動が下記になります。

◇小足や中足の下段重ね
相手の後ろ下がりや投げ抜け狙い、画面端なら前ジャンプで逃げる行動に効果的でした。ガードが甘い人に有効でどのランク帯でも強い行動だと思いました。

◇投げ重ねor弱P重ね後に投げ
投げを抜ける人はとことん抜けるので厳しい場面もありましたが、通る人にはガンガン入るので効果的な行動でした。シミーを狙って大ダメージも狙えます。

◇ラウンド3で先にSA3
ラウンド3開始にSAゲージが3つある状態で、コンボを当てる事が出来たらリーサル関係なくSA3を撃つ事を徹底しました。
体力やODゲージが少なくなると、相手の出来る行動が減ったり動きが硬くなるので、こちらの攻撃が通りやすくなる印象でした。
某プロのKさんも言っていたので有効な手段の1つだとは思います。
実際勝率が上がった気がします。

◇インパクト
強気のインパクトは通ったりするので良いのですが、苦しい時に出すインパクトはほぼ返されてしまうので控えました。
SAを撃った後は相手が油断しているのか通りやすいイメージがあります。

■困った事

対処法が分からず初心者帯の時に処されて困った事をまとめました。
相手にキレる事もありましたが、ほぼ対処出来ない自分にキレていたと思います。

◇重ね
相手の起き攻めに、隙の少ない弱パンチを出せば対抗出来ると半年ぐらい思っていました。一緒に遊んでいる友人達は当然のようにやっていて、無限に当たる自分に何も言ってくれませんでした。恨ンデイルゾ……!(自分が悪い)これは重ねやフレームを覚えたら解決しました。

◇ガン待ち
後ろに下がってガン待ちをされ、寄ってきた所を攻撃され処される事がランクマでそこそこありました。
攻め方やガードを学んでいると自然と対応出来るようになりましたが、ラウンド開始直後に下がっていく相手を見ると「お前戦う気あんのか!?」と普段温厚な自分も一瞬で炊いてしまうほどで、格闘ゲームは恐ろしい…いや内なる自分が恐ろしいのか?と考えさせられました。

◇波動拳
初心者帯では連続で出されるだけでキツイと感じる事がありました。
これも歩きガードやパリィ、ジャンプなど防御手段を身につければある程度はなんとかなりました。ガイル辺りはまだ辛いなと思う事もありますが……。

◇ジャンプ攻撃
対空が出ないのにランクマでは緊張も相まって、対空が本当に出ませんでした。逆に考えると、相手も対空が出なければ押し付ける事が出来るので、とりあえず飛んで対空チェックをしていた記憶があります。自分が出せないのは置いといて下さい。

◇対空が出る相手
あなたは偉い!と素直に褒めました。

■格闘ゲームを復帰したきっかけ

◆「あまり遊んでないゲームジャンルに文句を言い、辞めた友人にモヤっとしたから」
きっかけは2年程前のこの一件でした。
その友人は格ゲー勢で、ふと苦手で避けていた格ゲーを思い出しました。自分は文句というよりは「苦い経験がある」なのですが、もう一度苦手な格ゲーに向き合う動機としては十分だったのかと思います。

友人に何か文句がある訳でも何かして欲しいという事もなく、ただの自己満足な行為だったのですが、スト6発売からこの長い期間を経てマスターになり、格闘ゲームへの苦手意識が和らいだのは本当に良かったと思います。色々教えてくれた友人達にも感謝を。
そして自分がランクマから逃げている時も、見かける度に定期的にランクマを頑張っているルーク使いのVtuber殻里ヨハナさん、その継続の力を見て自分も頑張る事が出来ました。マスターになれる事を陰ながら応援しています。

動機はどうであれ、新しい事や苦手な事に挑戦するのは成長する上で良い事だと思います。苦しくなったり不機嫌になったりする事もあると思いますが、何だかんだそれも良い思い出になります。たぶん…!

それでは所感マシマシで長くなりましたが、ここまで読んで頂きありがとうございました!

これは描いたルーク

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