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ヨガの教え「アヒムサ」

こんにちは。スタッフSです。
本日は、当院のヨガ講師である鈴木先生から、【アヒムサ】の考え方について教えていただきました。
ヨガというものは、体幹を鍛えたり体を柔らかくするストレッチだと思っている方が多いのではないでしょうか。私もそのうちの1人です。しかしヨガには哲学ともいえる教えがあり、それらは人が精神的にもより良く生きていくための秘訣ともいえます。
体を動かすのはどうしても苦手という方は、その教えを聞くだけでも今日から少し変わっていけるのではないでしょうか。
それでは、鈴木先生のヨガをお楽しみください!


ヨガ講師の鈴木久美子です。
ヨガの教えの中で「日常で控えるようにしましょう」と言われていることがいくつかあるのですが、その中の1つが【アヒムサ】です。

アヒムサは、非暴力・非傷害に訳されます。他人に対しても、そして自分に対しても、暴力的な言葉や思考を控えてくださいという意味です。

他人を傷つけてはいけません、他人の悪口を言ってはいけませんというのは当たり前のことですが、身近な人の心無い言葉で傷ついた経験は誰しもがあると思います。同じことを他人にしてはいけない、というのはごもっともな教えです。

ここで注目していただきたいのは「自分に対しても」がついていることです。知らず知らずのうちに、自分で自分を傷つけていることはないでしょうか。例えば「こんなこともできないなんて自分はダメな人間だ」という考えも、ヨガの教えの中ではタブーなのです。

肩こりをそのままにしておくのも、身体を痛い状態にして放置しているのも、ヨガの教えとしては自傷行為です。不健康な生活習慣もです。皆さん何かしら思い当たる節はあるのではないでしょうか。もちろん、私にもあるので偉そうなことは言えません。しかし、私の知識を活かして皆さんの健康づくりを手助けすることはできます。
ヨガプログラムに参加して、体を良好に、思考を前向きに、アヒムサを実践してみませんか。


私はケースワーカーですので、患者様とお話をする機会がたくさんあるのですが、よく出てくる患者様のお言葉ランキングで確実に上位に浮上するのが「自分はなんでこんなにダメなんだろう」「なんでこんなことも出来ないんだろう」です。
私としては、本当にそうかな??と思ってしまいます。その時点で頑張ろうと葛藤したわけですから、葛藤した自分は褒めてもいいのではないでしょうか。
頑張っても結果が出ないこと、頑張れば頑張るほど苦しくなって諦めたこと、頑張ろうとしたけど怖くてどうしてもできないことは、生きていれば普通にあります。そして忘れてはいけないのが、何に葛藤したかは人それぞれだということです。人参なのかトマトなのか、そこは比較するところではないということです。

当院のヨガは、2種類ございます。
●  女性のためのヨガ
毎週日曜  10:00-12:30
●  おやすみヨガ
毎週日曜  13:30-16:00
参加をご希望の方は、診察時に主治医か受付にお申し付けください。

高原都市ダラットの丘陵にて

◆鈴木 久美子(ヨガインストラクター)
趣味の一人旅で、スリランカへ行った時に出会った現地在住の日本人と意気投合し、シヴァンナンダヨガの哲学に興味を持つ。2016年ベトナムのアシュラムに1ヵ月滞在し指導者養成コースに参加。ヨガのポーズだけでなく、シヴァンナンダヨガの哲学を学ぶ。


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