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お仕事ください

こんにちは、スタッフSです。
精神科クリニックのケースワーカーをしております。

10/31(木)に開催した「キャリアデザイン特別講座」ですが、午前午後とそれぞれ20人近くの方が集まりました。今回の記事は開催のご報告と、最後に企業様へお願い事を載せております。


1.キャリアデザイン特別講座とは

この講座は、午前は履歴書を実際に作成し、午後は求人を検索して応募までしてみよう!といった、当院に通院中の方ならどなたでも参加出来るプログラムでした。履歴書がいつになっても書き終わらない!求人にポチッとできずに今に至る・・・なんて方には、ぜひ挑んでもらいたい内容です。

私もちょこちょこ様子を見に行きましたが、みなさんとても真面目でした。1人の講師と1台のプリンターを譲り合いながら、各々必死ではあるけれどどこか穏やかな空気が流れていました。

がんばれー

先日、当院のLINE公式アカウントとお友達の1600名の方に、この講座に関するアンケートを配信しました。3つ目の設問に「キャリアや就労に関して、あったらいいなのプログラムをお書きください」と載せたところ、様々なご意見をいただきました。

2.講座終了後のアンケート結果

~ あったらいいなのプログラム ~
◆(単発バイト含む)履歴書と職務経歴書の書き方
◆障がい者雇用についてのプログラム
◆障がいがあっても一般就労をしたい人向けのプログラム
◆PCスキル講座、資格取得講座
◆面接時の受け答え、好印象を与える仕草や自分の強みを伝える術
◆人間関係に関する対処法(上司との付き合い方、パワハラ等)
◆企業研究のやり方
◆復職に対する心構えや準備

これらは「就労支援プログラム」や毎週月曜に開催している「キャリアデザイン」で扱っている場合があるので、ぜひチェックしてみてください😊

毎週月曜に開催!

◆ストレスケア
こちらは「セルフマネジメント」というプログラムでも学ぶことができます!

第1~3木曜に開催!

◆OBOG会、座談会、疾患別プログラム
近いうちに検討しているので乞うご期待。

◆夢の実現に向けた伴走型プログラム
これまでの経験を活用するのではなく、新しいことへのチャレンジに寄り添うという発想は新しいですね。

◆実際の職場に合わせたハードな訓練
当院の就労支援プログラムに参加はできていたけど、実際に働いてみたら体力が続かなかった方のご意見です。他の医療機関、就労移行支援事業所などのリワークプログラムに参加する方法はありますが、当院でもリワークレベルの訓練ができるよう検討いたします。

◆別の医療機関に通院している人でも参加できるプログラム
当院の就労系プログラムは他院通院中の方も可能です!

◆個別相談
◆自分に合った働き方、適職探し

月1回、当院のキャリアコンサルタントとカウンセリングができます。

当院ホームページに飛びます

◆体験プログラム
コンビニの有償ボランティアを実施しています。1回1時間、飲料の補充や検品作業をしていただきます。働くことに自信がなく、バイトにも気後れされている方は、ここから始めてみてはいかがでしょう。

◆企業と患者の仲介、求職情報提示
診察を待ちながら求人を眺めたり、自分の病気のことを誰よりも知っている主治医に求人票を見てもらったり、患者さん同士でお喋りしながら求人を探したり、そんなことができたらいいなと私も思います。ただ、職業の斡旋は法的に認められていないので、仲介はできないのが残念です。

3.だから、企業の皆様へ!

私は週に1、2回、有償ボランティアの同行をしていますが、環境に慣れれば、その環境が安心だとわかれば、ほとんどの方が積極的に動けるようになります。やり方を明確に指示すれば完璧にこなす方、目的を伝えれば自分でやり方を見出して「こうすればもっと良いのではないか」とアドバイスまでできる方など様々ですが、私が思うに働けないのは能力の問題ではないということです。

「働くことは恐怖」だと思っている人が「働くことは楽しいことだった」に変われるよう、今後も支援をしていきたいです。
数字に強い方、イラストが描ける方(プロフィールのひつじも患者様のおオリジナルイラストです)、ゲームや勉強を教えることが上手な方、子供が好きな方、動物が好きな方、文章が上手な方(他のnoteの記事を読んでみてください)など、病院といえども才能が集まっております。企業様にお願いです、ぜひ「お仕事ください」!

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