教師の疲労「感」の原因はワーキングメモリーの酷使

教師の疲労「感」の原因
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#働き方改革
#教師のやりがい

本日参観日代休を利用して発信している。
担任の仕事は忙しいといわれる
子どもが帰るとどっと疲れるという。
家に帰ると何もしたくなくなる。
自主的な勉強会に行くなんて考えられない。
これが通常の教師の実態であろう。

福岡の八和田清秀先生のブログ 「教育の未来を創るネットワーク」
教師の疲労感の原因が見事に示してある。
担任の場合、
ワーキングメモリーを長時間緊張状態の中で酷使しすぎる。
8:15に出勤して教室に向かう。
教師に入ると子どもたちが数名する。
その子たちが「先生、あのね、お母さんが・・・・」
と話しかけられる。これが【タスク1】
次に、教室の換気を確認する。【タスク2】
あいていない場合は、子どもまたは自分があける【タスク3】
机の上を見て、提出された連絡を見て保護者からの連絡を確認する【タスク4】
健康カード、本読みカード、漢字練習帳これらのどんどん処理する【タスク567】
すると、後から来た子どもから「先生、あのね、お母さんが・・・・」への対応
【タスク8】
隣のクラスの先生が
「先生、すみません。今日の会議のことですが・・・」への対応【タスク9】
そうしているうちに、子どもたちが何かをやらかす。
「先生、花子ちゃんは泣いています」
「先生、太郎くんがこけました」
「先生、おなかがいたい」
【タスク10・11・12】
教室に入った瞬間から10個以上を超えるタスクを同時に処理しなかればならない。
授業中も当然タスクは使う
授業準備
本時のねらい
流れの確認
主発問
子どもへの発言の記憶
子どもの発表への対応 など
いくつものタスク処理を余儀なくされる。
そして終われば、すぐ2時間目以降のタスクが待ち構えている。
それも子どもたちがいる緊張感がある場面で15時30分までどんどん処理を続けていく。
すると、脳の前頭葉へ負担が半端なく大きい。
ワーキングメモリーを著しく酷使している。
私たちはAIではない生身のからだ。
誰だって疲れる。
特に経験の少ない若い初任者の先生の脳への負担は相当だ。
若いから体力があっていけるだろうではない。
脳へのダメージが大きいのである。
では、どうすればいいのか。
ワーキングメモリーを使わない時間帯を意図的につくる
高学年であれば専科授業があればよい。
専科授業ないなら、自分でマネイジメントする。
午後の授業はできるだけ子どもたちだけで活動できるものをおき、
授業の後半は
調べ活動
読書タイム
会社活動タイム
チャレランタイム
パズルタイム
などを入れる。
そうすることで、多様タスクな処理から多少は解消される。

私は初任者指導で、1日1時間は溝端が授業をしていた。
その間、初任者はノートをみたり、事務処理をしながら
授業参観させていた。
そうやって一定時間は、初任者のワーキングメモリーへの負担軽減をしていた。
これが大変喜ばれた。
 これからも続けていこうと思っている。

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