体育授業で1番大切なポイントは?

TOSS合宿の谷講座で提案された体育問題
体育事務局や春風サークルでも話題になりました。
先日、小林智子先生の投稿などを見ても面白かったので、溝端の意見を発信します。
正解かどうかはわかりません。
あくまでも私見です。ご参考になれば幸いです。
体育の授業
1.一番大切なポイントは?
 安全面
 
 授業中の安全面は気をつけすぎほど、気をつけたほうがいい。
 私が初任者や若い先生の授業を見るときに1番に指摘する。
 安全面の配慮がない授業は、授業ではない。
 このように発言するのは私には強烈なトラウマがあるからだ。
 
 初めて学年体育指導担当をやった新卒2年目
 5年生の子どもたちに運動会の演技でバック転やバック宙をさせていた。
 全員ではない。4年生から指導した私のクラスの子でできる子たちだ
 親や地域の人は喜んだ。先生たちもびっくりしていた。
 その夜の運動会の打ち上げでもたくさんの先生方から
 「2年目であれだけの指導はすごい」
 ほめてもらった。
 私は自分の指導力に自信をもちはじめていた。
 その時、N校長が私にこういった。
 「溝端くん、どんなに素晴らしい演技をしても けが人を一人でも出したら0点や」
 私は頭をハンマーで殴られたような気がした。
 運動会演技ではけが人はなかった。
 しかし、その安全面の配慮が十分ではなかった。頭になかった。
 N校長の言われる通りだった。
 私の授業がいかに安全面に対する配慮が欠落していたかを見事に指摘された。
 その時から安全面への配慮を常に考えて体育の授業をするようになった。
 そのおかげで今まで私の体育授業で大きなケガ人はなかった。
 
2.次に大切なポイントは?

 運動量
 
 運動量には2つある。(以下、運動生理学による定義)
 「活動的な側面」と「意欲的な側面」である。
 活動的な側面とは、汗をかく程度の活動量のことである。
 つまり、45分内で子どもたちがどれだけ活動したかということ。
 これでは、50点なのだ。
 もっと重要なのは、意欲的側面である。
 これは、先生がいない授業時間以外に子どもたちがどれだけ意欲的に
 活動したのかという側面である。
 例えば、短なわとび。
 授業後の休み時間や放課後、自宅でどれだけ練習したか。
 実はスキルを伸ばすのはこの意欲面が重要なのである。
 では、意欲的な側面をどう伸ばしてやればいいのか。
 
 それは、子どもたちが熱中するシステムである。
 例えば、なわとび級表
 例えば、向山型暗唱指導
 などである。
 向山洋一氏の主張されるシステムとは、子どもたちの意欲的な側面に非常にかかわりがある
 と思っている。
 
 体育の指導の上手な教師は、子どもたち意欲的側面を上手にマネイジメントできる
 教師といってもよい。

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