自分が熱心だと、先生もさらに熱心になる。

私は週1回、スペイン語教室に通っているのだけど、先生は

「授業の合間にも、わからないことがあったらメールして」と言ってくれるので、ときどきメールを送っている。

たとえばサッカーをテーマに発表しようと、原稿を書いたとき。私はサッカーに詳しくないので、自分が書いた内容で大丈夫か心配だったのだ。案の定、一部分については「よくない」と返信がきたので書き直した。

しばらくあとの授業で長めの発表をするように言われて、テーマを思いついたとき。メールを送ったら「おもしろいテーマだ!いいね!」と言ってもらえたので、原稿を書き始めた。

スペイン語歴も5年になり、テキストの文章は長く、出てくる単語も難しくなって、宿題や復習には時間がかかる。スペイン語そのものや、スペイン語圏の国の人たちのカルチャーが大好きで、将来はスペイン語から日本語への翻訳のお仕事ができたらいいなあ、と思ってはいるけれど、現時点ではスペイン語を使ってお金を稼げているわけではない。

正直なところ、「こうしてスペイン語に時間と労力を使って、いつか報われるときがくるんだろうか」と思ってしまうこともある。

だけど先日、「次回の発表はこんなテーマを考えている」と先生にメールを送ったら、「いいテーマだ!君のように熱心な生徒がいてうれしい」という返信がきた。

そうか、生徒が熱心だと、先生はうれしいのか。

確かに、生徒が熱心じゃなくて、たとえば宿題を出してもやってこない、発表にも消極的だったら、「もうこの生徒に課題を出すのはやめよう」と思ってしまうかも。

逆に生徒が熱心で「こんなことを学びたい!」「ここが難しかった」と意見を出せば、先生もポジティブに「じゃあ関連して、こんな分野も学んでみたら」と次の課題を出せる。

同じ1時間の授業でも、先生と生徒の両方が熱心なら、学べることは何倍にもなるはずだ。当たり前のことなんだろうけど、大人になった今、初めて実感している。

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春川なおこ(Naoko)
ありがとうございます! 今後のスペイン語学習のために使わせていただきます!