声で、文字で、言葉を正しく伝えたい
何度か書いていますが、音訳ボランティアをやっています。
目の不自由な方のために、書籍やマニュアル、なんでも声に変えてお届けするのです。
今時は機械で自動的に音声化できたりする時代ですが、やはりまだ人間の肉声も需要があるのだと思います。
まだ一年坊主で、当分、小説などは読ませてもらえません。
毎月、あまから手帖の記事をひとつ、読ませていただくのです。
ベテランの先輩がモニターについてくださり、緊張しながらの録音です。
そのあと、校正が入って、修正をして、ようやく一記事の録音が終わります。
毎回、モニターさん、校正さんに勉強させていただいています。
ライターとしてもヒヨッコ、音訳者としてもヒヨッコ、どちらもこの春デビューです。
老父の骨折で、なかなか思うように活動できないタイミングでの始動になってしまい、色々もどかしいことも多いですが、もしかしたらそれくらいが丁度いいのかも。
もっとやりたい!と思えるくらいの方が、長続きするかも知れません。
音訳をやっていると、読みやすい文、読みにくい文というのが自ずとあって、ああ、この文は洒落ていていいな、とか、ずいぶん独りよがりだなとか、これは軽やかで読みやすいとか、回りくどいなとか、一文が長すぎて内容が届きにくいなとか、視覚的にはキャッチーで素敵な記事だけど、声で届けるには不向きだなとか、色々客観的に感じることがあります。
そういう意味でも、読む、と 書く、を同時にスタートできたのは、相乗効果で結構楽しいのです。
ライティングも音訳も、細く長く、続けていけたらなと思っています。