近似記号≒と等号否定≠の犬。MagarとGurkhas。
↑今日の犬は、ものすごく大雑把に言うと近似記号≒と等号否定≠の組み合わせを90度に回転した形になってしまっている。
赤坂に戻ってきたこの1か月で、222コーヒーさんとか、席を用意して優しくしてくれる「風雅」や「エルモ」さん、何より、肉をくれる「平岩商店」(その前で、入門を乞う修行僧のように正座する)などの間をぐるぐる巡回しながら、ネズミ&ネコmapの開発に余念がない。
そんな職業意識の高い犬が、近所の方から良くいただくコメントは
おとなしいね~
手を伸べてもらうと、それを通り越して、相手の口に鼻を当てて(マスク越し)、
何食べた?
アンケート調査する。終始無言で。
午後になると、極暑のベランダで陽を浴びて、何せ黒いものだから、人形焼のコテぐらいジュッと熱くなって、はぁはぁ言っている。
この自主トレというか、マイ拷問の意味は全く分からない。
突然何も考えずにnoteを始めて1ヵ月・・・。
幸せだった~。何も過去形で書くことないけど。
続ければいいんだ。そうだったそうだった。
先日柴田元幸先生がフォーラムで、自分の字を見るのは好きと仰っていた。
字をみることもそうだけど、そもそも書くという行為、書いている自分がお好きなんだろう。
詩人という人種と住んでいると良く分かるのだが、何で書くのだ、という話になると、答えられない。
ウチのなどは悪筆すぎて、書いた後、自分で自分の字が読めないそうだ。(私など無論読めない)
何で書いているんだという話だ。毎日相当時間を読んで費やし、相当量を書いている。
自分はコロナ禍があるまで書けなかった。
書けばいいでしょうということなのだが、とにかく忙しかったヨ。
脳が炭化したと思う。
同業者は分かってくれると思う。そう願う。
書けない自分が嫌いだった。書けない自分に直面したくなくて働いていた、という感じだ。
普段書くことを生業としている人は、売れもしない文章には何の意味も見出さないのかもしれない。自分もそうだった。自費出版にさえ意味を見出せなかった。本は十分あるよ、なんて思っていた。
書くことの幸せは何か完成した自分を感じれる、ということだ。
全く不完全な日々が、その不完全さを書いたがゆえに完成した、というか。
It has been a month since I started to write these notes. The past month was filled with bliss. And there’s no reason to leave that in past tense. All I have to do is continue to do the same.
・For some professional writers, it may be difficult to understand the meaning of the act of writing outside the question of making a living. Prof. Shibata Motoyuki was talking about how he enjoys watching letters being born one after another from his pen when he writes by hand. In his case, those letters are of course for sale, but I’m pretty sure that he purely enjoys the act of writing more than selling it.
・The waiter at the restaurant we ate at tonight, Grigio, is from Nepal. My husband asked which of the many ethnic groups in Nepal he is a member of. It was the Magar. Then my husband told me about the Gurkhas who fought in the front lines in WW2 for the British army against the Nazis. He said they used a big knife called a Kukri. They fought in the Battle of Monte Cassino and were the first to break through the German lines wielding their curved knives. The second group to break through were the Japanese-Americans (the 442nd Infantry, the most highly decorated unit in the history of the American army).
昼: コンビニ弁当(忙しくなって来たヨ。多少の不安で、やすりのようにざらついていた心が、セロファンのスムーズさを帯びた。Our world will continue to roll along…)
夜: TBS前のgrigio。ウェイターはネパール出身のマガール族の男性。犬はやっぱり飽きて帰ろうと言う。