CD② おにぎりとすき焼きうどん
てるみんソロアルバムの主な制作メンバー
3月12日から studio FLAVORで 録音スタートした。
この人数なので、一人ひと役というわけにはいかない制作現場で。
私・・・。
そのつもりはなかったんだけど いつの間にか、ものすごく人使いの荒い人みたいになって
たくさんお仕事お願いしている。
それも、担当は音楽家としてだけじゃなくて多岐にわたっちゃって。
あはははは・・・は。
大切な用事で出かける時は だいたい
おにぎりを作って持っていく。
はるちゃんと旅に出る時も いつもそう。
やることたくさんあるんだから
そんなことする必要はないって思うんだけど 途中で買ったらいいじゃないのとも思うんだけど。
自分にとって大切な日だと思う時は、
ご飯を炊いておにぎりを結ぶことが、一つの儀式みたいに自分の心を整える感じがあって
もう何十年も はずすことができないでいる。
塩むすびのときもあるし、ゆかりとチーズの混ぜご飯の時もあるし
鮭を焼く時もあるし、炊き込みご飯にすることもある。
そして、誰かと何かを力を合わせてする時
一緒におにぎりが食べたくて
(私のエゴだから 食べてほしくてっいうのが正しいか。)
おにぎりをたくさん作ってしまう。
今回もたくさんおにぎりを作って ずしりとしたご飯の柔らかくて温かな重さに
支えられているような気がして、安心する。
「朝ごはん食べてきた? おにぎりあるから食べてね」
朝 車の中でパクパク。
スタジオについて
「お腹空いたらおにぎりあるからね 食べてね」
そう言えるのが嬉しくてしあわせ。
お昼ご飯は
スタジオの近くの手打ちうどん屋さん「やまびこ」にみんなで歩いて行って
昭和なお座敷で、久しぶりに会った兄弟姉妹姪みたいに食卓を囲んで
フゥフゥ言いながらうどんを食べた。
私は普段 ほとんどお肉を食べないのだけど
すき焼きうどんを注文した。
これには思い出があって。
初めてこのうどん屋さんにきたのは 2021年の秋だった。
テルさんが季節ごとのCDアルバム作りにトライしている時で
冬のアルバムのサポートで参加した日に このうどん屋さんに来た。
2021年 11月初旬だったと思う。
その頃の私は 自分で気づかないうちに
日々の疲れも気づかないくらいフラフラの腑抜けみたいになってしまっていて
とうとう 職場に通えなくなってしまった直後だった。
はるちゃんのためにご飯は作れるけど 自分のご飯を作ることができなくなっていた。
はるちゃんを朝学校に送り出してから、寝込む日が続いていて
お昼ご飯はあまり食べていなかった。
そんな時に テルさんのレコーディングのお昼休みに
「やまびこ」にきて、普段食べないものを食べてみようかなと思って 「すき焼きうどん」
自分ではなかなかしない甘い味付けのうどんと
本当に久しぶりに口にしたお肉が
体中のドアをにぎやかに叩いて回るみたいな騒々しさに 私は生きてるんだなぁと思った。
大袈裟な感じだけど
本当なの。
今回の「すき焼きうどん」も
やっぱり 私は生きてるんだなぁっていう味がした。
20時ギリギリまで録音をして おにぎりと漬物と煮物でみんなで夜ご飯にした。
録音しながら たくさんの物語が生まれて
たくさんの感動が身体中に染み渡っているけれど
それは物体ではないし目には見えない。
でも朝のわたしたちと夜のわたしたちは 違う私たちになっちゃったねというくらい
仲良しになった。
しあわせな時間だった。
あれ。
スタジオに行って
おにぎりとうどんを食べていただけみたいな文章になっちゃったけど
そのおかげでいい録音ができたっていうことを次に書きます。
どうもありがとう。
本当に いつもありがとう。
楽しみにしていてね。
長年書き綴ってきたブログがあります
いろいろ考えて
今後は noteに移行していこうかなと思って試行錯誤中です。
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