はじめての腹部エコーにて:人生の岐路に立つ

先日健康診断を受けてきた。
私はこれまでの人生、健康診断で再検査になったことは一度もない。
(脂質異常症とは診断されているが、問題のないレベルとは言われており経過観察中である)
よって健康診断とは、わたしにとっては煩わしいだけのものであった。
わざわざ仕事を休み、前日から食事に気を使い、当日の朝食は抜き。
35歳を超えると検査項目も増えてきて時間もかかるし。
腹ペコの状態で検査を終えて、空きっ腹に何をぶち込むのかを考えるのを楽しみにして、毎年乗り切っていたように思う。

ただし、今年は状況が変わった。
今年40歳を迎える年、検査項目に新たに追加された腹部エコー、
内臓に見えるポリープ、
これにより人生はじめての再検査を通知された。

おそらく悪いものではないと思うが、エコーだけだと判断のしようがないので、
一度大きな病院に行ってCTを受けてください、とのことであった。

恐怖に慄き、検索魔と化すわたし。
ネットが教えてくれる様々な情報。
きっとわたしは必要以上に怯えているのであろう。

このことをきっかけに、自分の中に湧いてきた気持ちがひとつある。
「万が一ポリープが悪いものだったら、わたしはキャリアを見直したい」
そうか、わたしはずっと仕事にがんじがらめになっていたのか。
自分で自分をずっと縛り付けていたのかもしれない。
もしかしたら、何か大事なことを伝えにきてくれたのかもしれない。

思わぬところで人生の岐路に立つ。
わたしは健康に、自由に生きていきたい。
そのために、行動を起こす時が来たのか。

とりあえず早めに再検査に行こうっと。



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