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学校を再定義する #センセイを捨ててみる。

FBグループ投稿から引用です。
学校が変わろうとしている。


1月で62歳を迎えましたが,学校の仕事に忙殺されていた公立時代の30代や40代の頃をふりかえると,自分を学校という領域だけに置いていました。

本を読む余裕もなく,旅に出る余裕もなく,学校以外の人とつきあう余裕もなく。目の前にいる生徒と,ヨコにいる教員とつながっているだけの世界。

学校というのは,学校の枠組みの中で完結できるように作られています。でも,生徒たちには, 社会をデザインしてほしい。社会的な課題を分析して, 達成可能な未来図を描いて解決する力をつけてほしい。

社会力というのは, 社会をデザインする力であり,デザインすることを楽しむ力。学校の外に出ていかなくては社会をデザインすることはできません。高校生の段階から社会にドンドン出てほしい。

それならば,教師も学校の外に出て社会と繋がりを持たないと,これからの社会の荒波に立ち向かう生徒に何も語れなくなってしまうのではないか。そういった意味もあって,本校では今年度から先生方の副業・兼業を認めました。社会との接点は必ず教師としてのスキルを上げます。

教師が仕事にゆとりを持って,社会との接点を増やしていく。そのことが生徒の成長に還元できるならば,私たちの多忙性をもう一度見つめなおしてみよう。

1日に使える時間は限られています。私たちが力を入れる場所の優先順位をもう一度考えてみよう。それを起点にして,まず組織改革に着手しました。

校長の工藤勇一は,組織改善のポイントは3つしかないと言います。

最上位目標を妨げている活動はないか。
目標を見失った活動はないか。
非効率・無駄な活動はないか。


それらを吟味して,やめる,減らす,その一方で意義のあるものは質をあげる。

分掌の再編は3か月でやりました。7つあった分掌を5つに減らし、17あった委員会やグループは法的根拠のあるものを除いてすべて廃止しました。

教師の負担軽減につなげるという最上位目標があったので, 本校の先生方は,みんな,建設的でした。

2020年10月に分掌検討再編PT発足(私+各分掌の副部長)。10月中にPT再編会議3回開催。11月19日の定例分掌会議で第一案提案,11月30日の職員会議で中間報告,12月7日の定例分掌会議で最終案提案,12月22日の職員会議で決定。

私たち教師にとって一番大切なことは,生徒との時間を作ること。

本来の教師の役割を個々が再確認し,授業改善のための時間や,生徒と接する時間をしっかり作ることができる環境を作ろう。

本校の先生方はみんな,学び続ける教師でありたいと考えているので,その本質と無縁な仕事を捨てることは,いとも簡単なことでした。

本間朋弘 2023年1月26日付 フェイスブック投稿

学校が社会に追いつく時が来た。
望むべくは、社会が学校に追いつくこと。


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心理学修士(学校心理学)

NPO法人日本交渉協会認定「交渉アナリスト」1級
https://nego.jp/interview/karasawa/

一般社団法人7つの習慣アカデミー協会主催
「7つの習慣®実践会ファシリテーター養成講座」修了


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まるごと先生
思いつきと勢いだけで書いている私ですが、 あなたが読んでくれて、とっても嬉しいです!