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深海魚は必要に迫られているから。人間は生の重みを知っているから。 #鷲田さんのバトン
「深海に生きる魚族のように、自らが燃えなければ何処にも光はない」
幼くしてハンセン病を患い、長島愛生園に入園した近藤宏一。やがて病が悪化し、失明と四肢障害に苦しむも、園の仲間と楽団を結成し、さらに療養者の生活改善運動に取り組む一方、多くの詩作品を残した。重なる苦境にあって最後まで希望の灯を絶やさずにおれたのは、園の先輩である歌人のこの言葉があったからだと言う。近藤の『闇を光に、ハンセン病を生きて』から。
明石海人は、こんな人。
美男子、博学、資産家、ハンセン病患者、妻子との離別、醜化、失明、麻痺、歌への執着、38歳で夭逝。
波乱の人生。ですが、「人生は長さじゃない」と思わせてくれます。
そして、近藤宏一はこんな人。
10代でハンセン病発症。手指の欠損、失明、サングラス、ハーモニカ楽団、指揮者、83歳で逝去。
病を抱えての長寿。私には想像するしかありません。
近藤さんに師事した佐々木松雄さんは、こう言います。
――近藤さんはとても頭のいい人だった。近藤さんに会った人はみんな認めていた。“らい”になっていなかったら、きっとものすごく立派な仕事をしただろうって言われていた。
でも、近藤さんはそんなふうに思っていなかったんだ。「いまの自分があるのは“らい”のおかげだよ」って言ってた。近藤さんの言葉を思い出すと、いまでも涙が出てきちゃうよ。
重い病をアイデンティティの基盤に据えることなど、普通の人はできません。でもそう言ってくれる人がいるなら、ちょっとやそっとの困難に弱音を吐いてはいられないと、自分に言い聞かせます。
誰もが、いつどんな病にかかるかわからない。
もちろん、自身の寿命がどれくらいになるのかも。
ただ一つ、言えることがあるとしたら、
自らが燃えなければ何処にも光はない
これだけは確かです。
現役高校教師
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「7つの習慣®実践会ファシリテーター養成講座」修了
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