「つまらなさ=体力のあまりすぎ」なのではないか。いきものとして。
「なんかさ、つまらなさってつきまとってくるよね。」友人とのそんな会話から、昨日フットサルからの帰り道、ふと自分の中でスッキリする答えに辿り着いたので、「つまらなさ」の正体について書くことにした。(全然他の人にはあてはまらないかもしれませんが…)
先日、30歳になった。
仕事は、「まあ、いけるら」と23歳で起業して、案の定最初はそんなにだったけれど、同時に他の会社も作って頑張っている内に、5年目くらいからいい感じになった。仲間も増えた。やりがいもある。ので、いま楽しい。
プライベートも、山梨の田舎だけれど家買って、jeepに乗って、山や川で遊んで、たまにフットサル。さらにいま新婚。楽しい。料理も模様替えも相変わらず、楽しい。欲を言えば犬とも暮らしたい。それくらいだろうか。
普通に楽しい。
でも、なんだかどこか「つまらなさ」がある。
そのことに気が付いて、それってなんでだろうと純粋に疑問だった。
一応補足。つまらなさとか書くと、なんだか誤解を生みそうだけれど、よくある「不安」とか「ものたりない」「刺激がない」とかそういう意味ではない。可愛げのある奥さんと一緒にいられて心身共に健康で穏やかな毎日。
これをかいている人物のバックグラウンドも考えに影響していると思うので、ちょうど最近デンマークに行ってた時に出会った友人に取材してもらった記事があるので貼っておく。↓↓
使っているのは「体力?」それとも「気力?」
タイトルでも触れたとおり、「つまらなさ」は「体力のあまりすぎ」だと思っている。
ここでいう体力は、ゲームなどでいうHPのことで例えば100がMaxだとして体を動かし、それが0になることは、「もう動けない。やりきった。…寝る!」状態を指す。で、寝た場合にある程度回復するものという想定。
小学生の頃は、20分の休み時間になる度に外に飛び出していって、サッカーをしたりドッチボールをしたり、とにかく遊びまくっていた。(チャイムが鳴ってから、教室に走って戻って、戻りながらもボールを投げあって最後に触った人が片づけるのがお決まり)たくさん遊んで家に帰ってからも遊んで、体力がなくなって寝る。
そこには「あぁなんだかつまらないな~」という気持ちが入り込む余地はきっと無い。
それが大人になるにつれ、家事に、仕事に、付きあいに、やることはいろいろあるんだけれど、使っているのは気力で、意外と体力が減ることはあまりなかったりする。体力が余っている状態が続きがちになっている。(もちろん体を動かす仕事や家事もたくさんある)
ここでいう気力は、ゲームなどでいうMPみたいなもので、なにかストレスがかかったり、体はあまり使っていないのだけれど、頭をたくさん使った場合などに減っていく。ただ寝れば回復するというものではなく、その人にあった何かをすることで回復するものという想定。
そうすると、「つまらなさ」が顔を出してくる。
きっとこの辺は反論がありそうというか、例えば、体はそんなに動かしてないけれど、頭使う系の仕事でめちゃくちゃやりがいあって毎日遅くまで頑張って働いてて、すごく充実している!楽しい!つまらなくない!という人もいると思われるが、個人的にはそういう人にも、ふとした瞬間に「あぁなんだかつまらないな~疲れたな…」みたいな気持ちに気づいてしまう時があるんじゃないかと思う。
ちなみに気力も体力も減っていない時も同様で、例えば、休みの日に好き放題ネットで動画や映画観て楽しく過ごしていても、観ていた時は楽しいんだけれど、それだけだとしばらくするとやっぱり「つまらなさ」が出てくる。
体を動かさないとなぜつまらなくなるのか。
考えてみようとも思ったけれど、これはもういきものとして、そういうものなんじゃないか。というシンプルな結論に行きつく気がしているのでここではやめることにする。
自分にとって、理想の「体力の減らし方」「気力の養い方」は何か
体力が減った時は「疲れた!」なんだけれど、気力が減った時は「疲れた…」になる。
毎日を子どもの頃みたいに「今日も楽しかったな!疲れた!」で終われるわけもないし、そうである必要もない。
でも、バランスは大切で、自分がどのくらいの頻度でちゃんと体を動かし体力を減らすとつまらなさを感じずにいられるのか。それを知っておくといいのではないだろうか。
さらに、自分にとっての「理想の体力の減らし方」を知っておくことも大事だと思う。それはジムに通って筋トレするでもいいし、通勤を自転車に変えることや、山登りを趣味にすることかもしれない。頻度も程度もなんだっていい。
さらにさらに、それが同時に自分の「気力を養う」ことにつながるものだともっといいはず。
ちなみにわたしの場合、体力を減らしつつ気力を養うのにぴったりだったのがフットサルだったのだと分かる。
フットサルからの帰り道に、頭がすっきりしてつまらなさがなくなって、「つまらなさの正体」について考えが浮かんだのもそうだし、帰ってから食べたご飯もいつも以上においしく感じたし、寝る時に「いい1日だったな」と心から思えた。とにかく気持ちがよかった…!
結局のところ。ただ体力を減らせばいいという単純なことでもないし、つまらなさに起因する要素はきっと他にいくつもある。
でも、体を動かすこと。
それが及ぼす効果は思っている以上に大きいんじゃないだろうか。そんなことを改めて考えたのでした。
おわり。
(つまりスポーツに、遊びに誘ってくださいってこと。そして新たに川旅をはじめようとこれを書きながら決めました。川旅の記録も今後は書いていこう…)