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「パンどろぼう」ブームをつくってみよう!

「パンどろぼう」をご存知ですか?
こんな絵本です。

パンどろぼう公式サイトより

今のクラス(年長クラス)のこどもたちは、
この「パンどろぼう」の絵本が大好き。

ここから「パンどろぼう」がブームになるような仕掛けを考えていこうと思います。


1.なぜブームをつくるの?

クラスの中にブームになると何がいいか?
どんな化学反応が起こるのか?

先日、保育者同士の勉強会で

「学びに向かう力」

のためには、クラスにブームをつくるのも一つ。
そのブームをつくるには、

保育者の仕掛け(環境設定や関わりなど)

が必要だということが話題になりました。

つまり


こども達の興味

保育者の仕掛け

こども達の興味が膨らむ

ブームになる

こども達が主体的に考えたり、学んだりする

この経験が「学びに向かう力」になる

ということです。

ブームをつくる目的は
「学びに向かう力」を育むこと
です。

2.今のクラスのこども達の興味は?

このブームづくりの大切なところは
こども達の姿や興味からスタートしているところだと感じています。

そのため、今のクラスのこども達の興味のあることをあげてみると、

  • 「パンどろぼう」
    ・絵本を見るのが大好き
    ・表紙や挿絵を真似して描いている。その際にひらがななども真似して書く
     ようになっている

  • ラQ
    ・平面→立体作品をつくるようになってきている
    ・色も揃えたり、意識する姿も見られている

  • 身近な素材でつくって遊ぶ
    ・画用紙やおりがみ、新聞紙などを使って自分の思いついたものをつくる
    ・ぬりえをぬったあとに、切り抜いたりしている
    ・最近はスマホ作りを楽しむ子が多い

こうやって並べてみると、
つくったり描いたりすることが大好きなクラスですね。

この中で、ブームにするなら・・・

「パンどろぼう」

が遊びが広がりやすいのでは。
僕はそう感じたので、
「パンどろぼう」でブームづくりを考えていこうと思います。

3.保育者の仕掛けを考える

どんな仕掛けをしていくか
マインドマップ(保育マップ)を使って、
自分の頭の中を整理してみました。

いつも保育のネタを考える時は
iPadでマインドマップ(保育マップ)を書いています。
一人で考えるので、保育マップとは言わないと思いますが・・・

4.ここからが大切なこと!

こうやって仕掛けを考え、準備したからといって、
こども達がここにノってくるとは限りません。

だからといって、こども達をこの方向に
乗せようとしないこと!

どうするかというと
OODAループを回していく。

OODAループとは

Observe(観察)、

Orient(状況判断、方向づけ)、

Decide(意思決定)、

Act(行動)の頭文字をとったもので、

わかりやすくいうと

「みる」「わかる」「きめる」「うごく」という意味になります。

https://data.wingarc.com/what-is-ooda-11126

つまり、
こどもの姿、興味を観察して、
それに合わせて仕掛けを変えていき、
遊びの展開をその都度を考えていく
そして、
「パンどろぼう」ブームにこだわらない!

これができないと
保育者主導の、保育者の自己満足な保育になります。

ブームづくりの目的は

「学びに向かう力」を育むこと

そこを忘れないように、
今後、仕掛けを考えていこうと思います。

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