木桶が我が家にやってきた!自宅で本格木桶仕込み味噌。
ついに、念願のマイ木桶を手に入れました。
以前より木桶への憧れはあり、木桶仕込みの味噌や醤油の蔵は何件も見てきましたが、改めて「自分だけの木桶」を手にして見ると、ずっしりと重みがあり、すぐさま愛着が湧き、なんだか可愛くて仕方がないです。
香り、質感、タガの風情、蓋。
どれもが可愛らしく、そして職人の心を感じます。
昔は全国に桶屋さんが沢山あり、味噌にも醤油にも漬物に、食品以外にも水を汲んだり物を運んだり、様々な用途で使われていました。
しかし、現代ではそれがプラスチックに変わり、ほとんど目にする機会が無くなりました。
木桶は管理が難しく、温度や湿度にもろに影響を受けるため、タガが緩んだり割れが生じたりすることもあるのですが、しっかりメンテナンスすれば、100年も200年も使えるのです。
ただ、今では木桶を使う人が減ってしまったため、木桶を作る職人さんが減り、木桶の修繕(メンテナンス)ができる人も減ってしまいました。
プラスチックは便利だけど、やっぱり木桶にしかない風情、木桶にしか醸せない味、守らなければいけない職人さんの技術があります。
今回購入したのは、大阪府の藤井製桶所さんの木桶。
木材は吉野杉、タガは京都の竹だそうです。
この桶を選んだのは、よくHPを拝見しているマルカワ味噌さんが販売されていたから。麹や味噌の魅力を発信されている熱意のあるマルカワ味噌さんが推薦するのだから、間違いないと思いました。
▼マルカワ味噌HP
http://marukawamiso.com
出来高3kgの木桶セット。
この内蓋、とっても可愛いですよね。
うフォルムも質感も色合いも、本当に素敵!!
しばし木桶を愛でまくり、早速味噌を仕込んでみました。
「みそ、みそみそ手前味噌〜♪」
木桶で味噌を仕込むと、木の隙間に微生物が住み着き、美味しく醸してくれるそうなのです。
特に、1回目よりも2回目、2回目よりも3回目と、どんどん木桶が成長していき、味わい深い味噌になるそうな。
…ということは以前から知っていましたが、実際に自分で仕込んでみると、それが「情報」ではなく、「実感」に変わります。
「なるほど、これは微生物も住み着くな〜」と。
これは、自分で仕込んでみないと分からないものです。
百聞は一見にしかず!!
内蓋をして、重石を乗せて、あとは1ヶ月ちょっと発酵させます。
同時期にホーロー容器で仕込んだ味噌とどんな味の違いが出るのか、今から楽しみでなりません。
美味しくなあれ♪