![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/68682819/rectangle_large_type_2_6d4c717b58261f79c8d56b536446803d.png?width=1200)
社会実験特集②中之島モダンシーン
社会実験特集の2つ目は中之島公園で行ったイベントの「中之島モダンシーン」です!
中之島モダンシーン
中之島通りの歩行者空間化整備後初めてのイベントをようやく開催することができました。2021年4月にオープンしてからイベントを実施しようと準備を進めてきましたが新型コロナウイルスの影響から開催が延期になっていました。
整備後の効果を調査するとともに沿道施設の方へ新しく整備された空間を利活用していただき、利用者の方にとってもっと快適な場所にするためにはどうすればよいかを考えるイベントとして実施しました。
中央公会堂、東洋陶磁美術館、こども本の森中之島、GARBweeksなど沿道施設や周辺地域の西天満、船場などと協力をして様々なイベントを実施しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1640686856217-0FUTSHbVcQ.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1640686864612-fS05EH0p8L.png?width=1200)
当日は天候にも恵まれ、とても居心地の良い空間を作ることができたと思います。中央公会堂前の道路は通行止めにして一体的な空間として利用できるように芝生を引いて子供たちが遊べる空間を設けました。他にもパークオフィスやオープンカフェを設けて、キッチンカーや周辺施設で買ったものを食べるスペースや公園に訪れた方が休めるスペースを設けました。
また、利用者の方に貸出マットを貸出し、自由に座ることができるようにもしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1640687162399-zQbYXYUlNe.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1640687168632-5qMSW8rLrp.jpg?width=1200)
中央公会堂の目の前というぜいたくな場所で、子供たちには絵をかいたり、ボール遊びをしたりしてもらい、その近くでは近代建築に関するトークイベントを実施するなど遊びと学びと様々なことが入り混じる楽しいイベントになったと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1640687479053-VcWaiUuBn9.jpg?width=1200)
イベントの参加者について
イベントにはたくさんの方に来ていただき、延べ来場者は約7,200人の方に訪れていただきました。属性については幅広い年代の方に来ていただき、子供連れから友人・恋人との参加、一人での参加など様々な方がいました。
![](https://assets.st-note.com/img/1640687821295-VjFuqQiT4U.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1640687827414-jK2po9JZq2.png)
公共空間の良さとは様々な方にとって居心地が良く、様々な方が訪れることができることだと思います。ただ、利活用を進めていくためにはある程度、ターゲットを絞ってコンテンツを決めていく必要があると思うため、少し悩ましいなと思っています。
様々な方にとって居心地が良く、楽しい空間にするためにはどうすればよいかこれからも考えていきたいと思います。
中之島の特徴
中之島の特徴とは堂島川と土佐堀川に囲まれた水の都大阪を代表する場所です!アンケートでも利用者の方は川や水辺を感じられる場所と答えている方が多いです。
中央公会堂という近代建築があり、図書館があることから歴史・文化を学ぶことができる場所でもあります。周辺には船場地区と西天満地区と古くからの街があり、おいしいお店もたくさんあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1640688788315-kyIvoQkyAO.png?width=1200)
様々な特徴がある中之島ですが魅力が多すぎるがゆえに今のままでもよいではないかとも思ってしまうこともあるのかなと思います。
もっと、魅力的な空間にすることはできると思いますし、素敵な空間はみんなで守っていく必要もあると思います。
維持管理は行政の方に任せてしまいがちですが自分たちが楽しむ場は自分たちで守っていくようなサイクルができるといいなと考えています。
中之島のこれから
今回は5日間のイベントとして様々なことを行いましたが、イベントだからできたという側面があります。
今後、日常的に使いこなしていくためには様々なことを周辺施設や関係者と考えていく必要があります。
歩行者空間化整備をして終わりではなく、これからが始まりなんだなと感じています。
私は運よく、生まれた大阪の地の代表的な空間の未来のあり方に関わることができてとてもうれしく思っています。
微力ながらもよりよい空間を残していけるように頑張りたいなと思います!
![](https://assets.st-note.com/img/1640689437622-wl8xmpJPwJ.jpg?width=1200)