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スシローを高級寿司屋よりも美味しく食べられる方法。
*この記事は2分で読めます。
昨日、母と地元のスシローに行った。
ソフトボールをするために、海外に飛び回っていた関係で日本に帰ってくるのは3ヶ月ぶり。スシローに行くのは、1年ぶりだ。
おすすめに書いてある「ちょうマグロづくし」を注文。7貫で金額は980円で、高級寿司屋と比べると1/10の価格だ。
1年前と同じように甘だれをかけ、わさびを少しだけ上にのせる。いざ、口の中へ。
「え。めっちゃうまいやん!」
今まで食べた高級寿司よりも明らかにおいしい。スシローが進化したのか?はたまた他の理由なのか…。一瞬、思考が停止した。
海外から帰国。久々の日本食で感激。
わたしがスシローをおいしく食べられるには、いくつか理由がある。ひとつは長らく日本のお寿司を食べていなかったからだ。
海外に行っていたころも、現地の日本食レストランにはよく通っていた。しかし日本の新鮮なネタとはまったくものが違う。
ポーランドに行ったときは、お寿司の上にストロベリーやオレンジがのっていた。お米の上にフルーツが乗っていると考えるだけで気持ち悪いし、口には合わなかった。
スウェーデンに行ったときは、アボカドがたまごのように海苔で巻かれていた…。味はまあまあだったが、日本でお寿司を食べているときと感覚がまるで違う。
外国人が言う「I like Sushi!!」は決して鵜呑みにしてはいけない。日本と海外のお寿司の感覚は、かなり乖離がある。
偽お寿司を食べていたことで、余計に日本のお寿司のクオリティに感激した。当たり前のレベルが下がったことで、よりおいしく感じることができたのだ。
食事改善で味覚が洗礼される。
ふたつ目は、食事改善の効果だ。半年前(2021年10月)からスタート。体重はほとんど変わっていないのに、周りの友人から「痩せた?」「なんか綺麗になった?」と何度も言われた。
食事改善をする前までのわたしは、アスリートなのに週2でマクドナルドに行っていた。特に朝マックが好きで、マックグリドルとハッシュドポテト、アイスミルクティが鉄板だった。
そして、ひどい食生活はここから。お昼は天一を食べ、間食にカプリコやじゃがりこをぺろりと完食。さらに夜は焼き鳥屋さんで会食をするといった始末だ。
顔や体がむくみ、常に顔のどこかにニキビができている状態だった。当時はその状態が当たり前だったので「わたしはむくみやすくてニキビができやすいんだ」と体質のせいにしていた。
東欧のジョージアという国に行ったとき、あるトレーナーさんと出会い「我慢しなくても体質改善できるよ」と言われたのを機に、低脂質高タンパクの食事をスタート。最初はポテトチップスもチョコレートも我慢をせず、いつものように食べていた。
変化が起きたのはすぐのことだった。1ヶ月経ったころ、お菓子を食べたいと思わなくなり、3ヶ月にはおいしくないと感じるようになり、半年たった今は食べたくもなくなった。
我慢は一切していないのに、味覚が変わり、食べるものが大きく変わった。わたしは、大好きだったお菓子が不味く感じるようになったことと引き換えに、洗礼された舌を手に入れたのだ。
誰とどんな気持ちで食べるか。
母とゆっくり食事をしたのはいつぶりだろう。
日本にいるときも、慌ただしく2泊3日程度で東京や大阪に行っていたので、丸一日母と過ごしたのはかなり久しぶりだった。
無償の愛を注がれながら育ててもらった母と一緒に食べるお寿司。誰の目も気にせず、ふたりで「おいしいね」と食べるスシローは、銀座の高級寿司屋さんより何倍もおいしかった。
きっと、誰しも自分にとって大切な人がいると思う。
自分のご褒美のために、一人でおいしいものを食べに行くのももちろんいいと思う。彼女の記念日においしいものをご馳走してあげるのも素敵だ。でも、本当の食事のおいしさは日頃からていねいな暮らしをして、洗礼された舌と心を保ち続けることではないだろうか。
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