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パリ旅行記2024🇫🇷⑤作曲家編 ショパンとラヴェルの墓

今回のパリ、当初の目的は作曲家が生きた街の空気を体感し、ひいてはピアノの演奏に活かせたら…というものでした。

初めてのパリかつ短い滞在だったので、音楽に直結する経験はできませんでしたが、2人の作曲家のお墓には行くことができました。

ペール=ラシェーズ墓地

まずはペール=ラシェーズ墓地にある、ショパンのお墓を目指します。

この墓地には、ショパン以外の著名人のお墓もあるみたいです。

ペール・ラシェーズ墓地(ペール・ラシェーズぼち、Cimetière du Père-Lachaise)は、フランスのパリ東部にある墓地。ショパン、バルザック、ドラクロワ 、ロッシーニ、ヴィンチェンツォ・ベッリーニ、オスカー・ワイルド、モディリアーニ、プルースト、エディット・ピアフ、マリア・カラス等の世界的な著名人の墓が多くあることで知られる。また、『レ・ミゼラブル』の主人公ジャン・ヴァルジャン(英語版)もここに眠るとされる。

出典:Wikipedia「ペール=ラシェーズ墓地」

ルーヴル美術館を見学した後で多少疲れていたものの、このタイミングしかないとルーヴル前のバス停からペール=ラシェーズ方面の69番バスに乗りました。

ところが…

このバスはバスティーユまでですという残念なお知らせ。

途中下車させられました。

バスティーユ広場前でバスを降ろされる

バスティーユ広場、当初の予定では寄れそうもないなと思っていたのでまあハプニングだけどよかったかと写真だけパシャリ。

飲食店街とも何とも言えない雑多な道を30分歩いて、墓地に到着。

墓地に入ります。

わかっていましたが、やはり墓地は何となく怖いです。

涅槃像?にびっくりして震え上がってしまった

このおじさまのお墓から、もう少し中に入ります。

フレデリック・ショパンの墓

ショパンの墓

墓地の坂道を上がり、小道に入ったところにショパンの墓はありました。

お墓には、真紅のバラなど綺麗なお花が飾られていました。世界中のファンが訪れているのでしょう…

ショパンのお墓は、現地のガイドツアーの人で溢れていました。お墓を目の前に、ゆっくり考えごとでも…なんて雰囲気でもなかったです。

本当はここで、そのときの気分に合ったショパンの曲でも流して、感情に浸ればよかったかなーとも思いました。

何となく手を添える

小さい頃から今に至るまで、長年何かとお世話になっているショパンの楽曲。

音を深めるなら、マヨルカ島かな、心臓の柱のあるポーランドにも行ってみたいな…などと思いを巡らせたのでした。

ペール=ラシェーズ墓地は、他の芸術家のお墓も含めて、次回またゆっくり巡れたらいいなと思います。

ルヴァロワ=ペレ墓地

ショパンの墓へ行った翌日、朝一番でルヴァロワ=ペレ墓地へ向かいました。

本当は、モンフォール・ラモリにあるラヴェルの家まで行きたかったのですが、時間も限られているし、フランスの交通手段の勝手もわからないしと、今回はお墓参りにしようと決めました。

17区のホテルから徒歩38分。
観光地の雰囲気が全くない、静かな道を歩き続けました。

あふれたゴミ箱
いきなりマリオ

そうこうしているうちに、見えてきました。

ルヴァロワ=ペレ墓地の入口

人気のない門の前で、しばし待ちます。

土日祝は9:15開門とある
待ちきれずに覗く

9:15になると、この門から素敵な男性が現れ、あいさつをすると開門されていきました。

モーリス・ラヴェルの墓

墓地を入って右手に見えました。

ラヴェルファミリーの墓
お墓の向かいにラヴェルの功績の説明も

やっと来れたと、いろんな気持ちが込み上げてきました。

素晴らしい曲を生んでくださって感謝

ラヴェルのお墓の前を行ったり来たり、眺めたり、曲を思い出したり、思いつく限りのことを頭に巡らせ、満足するまでたたずんで、一生懸命練習しますと心に誓いました…。

ちなみに、この墓地にはこちらの方のお墓もありました。

エッフェルの墓

エッフェルの墓

ルヴァロワ=ペレ墓地は、先に行ったペール=ラシェーズ墓地と比べると、訪問者がほとんどおらず(朝一番だったからか)、日当たりのよい平らな道が続く感じが心地よく、散歩にもよかったです。

人混みに疲れたときに、ちょうどよいスポットでした。



今回の旅、音楽関連はお墓巡りだけで終わってしまいましたが、今度パリにきたら、もう少し音楽創作の原点を巡れたらなと思っています。

加えて、パリの墓地には他にも名前を聞いたことのある芸術家が多く眠っていることがわかったので、また次回巡れたらなと思います。

つづきます。

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