パリ旅行記2024🇫🇷①ひとり参加申込から準備まで
ピアノに直結する話題ではないのですが…
パリへ行ってみたいと言い続けて幾年…
ついに行ってきました、ひとり旅。
何回かに分けて、記録したいと思います。
まずは準備から。
なぜパリへ行くのか
音楽、絵画、ミュージカル、食…
日頃フランスのものに触れる中で、現地の空気を体感したいなと常々思っていました。
今夏、ピアノでフランス人作曲家の曲を弾いてみたくなり、練習を始めました。
特にクラシックピアノを弾く上では、作曲家のいた街の雰囲気を体感しているかいないかで、曲への思い入れも変わりそうな気がしています。
加えて、パリ五輪の開会式で、個性豊かにイキイキと踊り歌う人たちを観て、行ってみたい気持ちがさらに高まり、一気に動き始めました。
旅の準備
12年ぶりのヨーロッパ、長時間フライト…
行く前から不安が尽きませんでした。
あとから考えると、そこまで不安にならなくてもよかったこともあります。
でも準備のときはそれどころではなく、想像の範疇で出てくるありとあらゆる不安を時間をかけて出し尽くし、ひとつひとつ対策を決めて行きました。
添乗員ツアーに初のおひとりさま参加
本来は、周遊よりも一つの都市にじっくり滞在し、いろいろな視点から同じ街を感じ、理解を深めていくような旅が好きです。
有名観光スポットに行かないわけではないですが、有名だから、みんなが行っているからという理由だけでは心が動ききれないという感じです。
何かをきっかけに、歴史や背景を調べたり触れたりしていくうちに思い入れが湧いてくると、俄然行きたくなるという流れです。
つまり…理想は個人手配です。
個人手配は自由度が高い反面、ちょっとしたトラブルや調整がなかなかむずかしくもあります。いくらGoogle翻訳があろうと、語学力のとぼしい私にはなかなか勇気のいることです。
今回、初めてのパリを計画して、周辺地域についても調べました。
気になっていたモン・サン=ミシェルはパリからかなり遠いですし、一応おさえておきたいヴェルサイユ宮殿もパリ中心部からは少し離れているとわかりました。
それならいっそのこと、行きにくいところにもバスに乗っていたら連れて行ってくれる添乗員さんつきのツアーで行こう!と腹を括りました。
添乗員さんつきのツアーに一人で参加するのは初めてでした。
結果ポチるまで、ブラウザで申込ページを開いたまま、何週間が過ぎたことでしょう…
散々悩んで、行かなくて後悔するくらいなら行って後悔のほうがいいと思い、最後はノリで申込ボタンをポチッと押しました。
スリ対策
スリに遭いたくないのは、どなたも同じだと思います。
日本と同じような装備では確実にやられると思い、動画などで調べながら念入りに対策しました。
ジッパー付きのショルダーバッグ
メッセンジャーバッグは口が開くかもしれないと思い、確実に口が閉まるジッパー付きのものを選びました。
街歩きではショルダーバッグをかけた上からジャケットを着て、背後からかばんのストラップが見えないように工夫しました。
また、かばんの口のダブルジップファスナーにS字カラビナをつけ、スリの人が開け閉め面倒でスるのをあきらめたくなる状態にしました。
セキュリティポーチ
昔は首から下げるタイプを使っていましたが、今回はベルトのついたものを買いました。
パスポートと日本の家の鍵や予備のクレジットカードを入れて、お腹につけたり斜めがけにしたりしました。
ストラップつきのスマホケース
スマホが盗難対象とは、調べるまで知らず。
ショルダーバッグと同様にストラップを斜めがけにして、上からジャケットを着用。スマホ本体は、ショルダーバッグの内側ポケットに入れました。
スマホストラップですと、取り付けパーツが割れて取れてしまうことも考えられるので、敢えてストラップとケースが一体のものを選びました。
これはスポーツ観戦やちょっとしたお出かけ、国内旅行の時も便利だなと思います。
トラベル用ウォレット
無印良品で買いました。とにかくシンプルなお財布で、外国のお金だけ入れてました。
ウォレットにコイルストラップをつけて、バッグインバッグとつなげました。
ポリエステルカードケース
クレジットカードとホテルのカードキーを入れて、バッグインバッグとつなげました。
A5の入るメッシュポーチ
美術館のeチケットや旅程、海外旅行保険証などを折って入れていました。こちらもバッグインバッグにつなげていました。
パスポートとクレジットカードのコピー、顔写真
残念ながら盗難に遭ったときのことも考えて、コピーを何枚か持参しました。
細かい話ですが、コンビニで表と裏を1枚の紙に並べられる「免許証コピー」という便利機能があるのを後で知り、残念でした…ダイヤルロック錠
100円均一で売っているもので、支柱や何かに巻き付けてもいいように、ワイヤーの長いものを選びました。
かばんと中に入れたものをあっちこっちつなげて、簡単にはスられないように工夫しました。
何と何がつながっていて、どこに何を入れたのかわからなくなりそうでしたので、書いたり写真撮ったりしていました。
【あとがき】
スリに遭わずに帰ってこられました!
アンケートのような紙を持ったあやしい人を見かけたり、美術館や地下鉄の混雑にまみれたりすることもありましたが、結果無事でよかったです。
だいたい…
アジア人女性がひとり、真顔でガシガシ歩いていたら、スリも近寄る気が起きなかったのかもしれない…とも思いました。
意外な副産物としては…
日常使いの手荷物のスマート化が同時に図れました。かばんの中に貴重品をつなげておくことで探す必要がなくなったり、トラベル用の小物で軽量化が図れたりと、いいこと多しです。
ストラップつきのスマホケースも出番が増えそうです。
長時間フライト対策
15時間近いフライトは、どうしたって疲れます。
(もちろん)エコノミークラスです。
できるだけ疲れを残さないために、できることを準備しました。
リラックスできる服装
どうしてもジーンズを履きがちなのですが、締め付けの少ない服で、コンタクトは外して搭乗しました。
フライトソックス
足のむくみ防止策はあなどれないです。
使い捨てスリッパ
国内のビジネスホテルに泊まったときにあったものを使わずに持って行きました。(日本のホテルは至れり尽くせりだなと思います)
折り畳めるリュック
旅行系の動画で知りました。
なんて軽くて便利!すばらしいです。
貴重品以外の機内手荷物を入れました。(国内2泊旅行もこれで行けました)
ポリエステルダブルファスナーケース
マスク、保湿アイテムやティッシュ、ウェットティッシュ、アイマスクや薬、歯ブラシなど、機内で使いたいものをまとめて座席前のポケットに入れられるようにケースにまとめました。
保湿アイテム
リップクリーム、ハンドクリーム、トナーパッド、フェイスマスクを持ち込みました。
ネックピロー
無印良品のものを持っていますが、荷物がかさばることを考えてエアータイプを新たに購入しました。
文庫本
機内の映画は飽きるような予感がして、一応持参しました。因みに浅田次郎さんの本です。
【あとがき】
フライト中に時間が余ってどうしようという状態はなく、食べて、ほどよく本を読み、音楽を聴き、寝ているうちに着きました。
暇つぶしに、スマホスタンドやスマホに映画をダウンロードして準備していましたが、そちらは使うことなく終わりました。
フットレストを持ち込みましたが、エールフランス航空では使用禁止とのご注意を受けました。
そりゃ避難通路を塞ぎますもの、安全管理上困りますよね…新幹線で使います。
足のむくみは、フライトソックスで何とか持ち堪えられました。
準備が甘かったなと思ったのは、乾燥対策でした。機内の乾燥でドライノーズになってしまい、鼻腔がピリピリ、出血してしまいました。次回はヴァセリン必須です。
手にはハンドクリームを何度か塗り直したものの、結局数か所ひび割れて痛みが出てしまいました。
フェイスマスクは使いませんでしたが、トナーパッドはトイレに立ったときにサッと使えて便利でした。
白湯を飲もうと水筒も持ち込みましたが、座席前のポケットから何度も落とし…だったらもうギャレーのお水を飲めばいいじゃんとなりました。
eSIM
街歩きになくてはならない通信手段、
今回はeSIMにしました。
決め手になったのはこんな理由でした。
海外旅行中にWiFiルーターが充電不足になったことがある
スマホもWiFiルーターも充電が切れそうになって面倒だった経験があります。できれば充電いらずのネットワークがよいです。ひとりなので複数人でネットワークを使えなくてもいい
複数人ならWiFiルーターを借りて使うというのがよいかもしれませんが、ひとりですし、SIMでよいかなと。デバイスの管理や貸出返却が不要
SIMカードならカードの管理、WiFiルーターなら空港などで貸出返却があります。ただでさえアイテムの多い旅行では、ひとつでもモノを減らしたいものです。
eSIMもいろいろな業者が乱立していて、どこがいいやらよくわかりませんでしたが、たまたま見つけたブログでオラフライという業者のeSIMの割引があり、滞在日数分を契約しました。
(回し者ではありません)
契約するとすぐにQRコードが送られてきて、国内にいるうちにeSIMをインストールしてくださいとあります。
手順通りにやってみたら、アクティベートが完了しました!と表示されてめちゃくちゃ焦りましたが、海外の通信を使わなければまだ開始されないですよ、安心してくださいとのこと…
【あとがき】
到着後、設定も通信もなんの不自由もなく使えました!eSIMいいです!
ホテルで使うモノ
以前ヨーロッパに行ったときの経験から、日本のホテルにあってあちらにはないものを中心に持って行きました。
箱ティッシュ
家を出る直前に使っていたティッシュを、そのままスーツケースに入れました。
寝るときの服
浴衣などは置いていないので、長袖Tシャツとパンツを持って行きました。
電気ケトル
朝起きた時に白湯を飲んだり、夜はコーヒーや紅茶を飲みたいと思って買いました。
濡れてもよいサンダル
ヨーロッパはシャワールームとトイレと洗面台が同室で、洗面台までシャワーの水が流れてきた経験があるので、海で履くようなサンダルを持っていきました。
変換プラグ
2個セットを買いました。
マルチプラグもあるようですが、スマホ用にひとつ、電気ケトルやヘアアイロン用でひとつと別にあったほうが便利かと思い、そうしました。
【あとがき】
旅のスケジュールが押していたこともあり、ホテルに到着するのは連日深夜でした。
お部屋で優雅にお茶する時間もなく、着いたらお風呂に入って即爆睡という4泊でした。
日本から持って行って食べたのはカロリーメイト…カップ麺やグミ、紙皿や食器はそのまま持ち帰りました。
電気ケトルは持って行ってよかったです!
つくづく、日本のビジネスホテルはコンパクトなのに便利だなと思います。
つづく