271.あの頃を振り返るように生きる
季節の変わり目。
去年の同じ10月末の頃は一昨年の、5年前の、10年前の10月末は、どんな人生だっただろうか。
そんなことを、時たま振り返ることがあります。
10月は、僕にとって結構特別な月です。
野球人生を終えた最後の試合は秋のリーグ戦で、最終戦が10月14日~16日でした。
鮮明に、あの試合を覚えています。
リーグで唯一ナイター試合の同立戦(同志社 vs 立命館)で、球場のライトが眩しく見慣れない色の土の上を走って三塁のコーチャーズボックスに向かっていました。
その3年後、人生の方向性を大きく決定づけた研修を受けたのも10月17日~19日。
人生で最も葛藤していた時期に、向かう先を自分で決めたとても大切な経験でした。
GoogleフォトやAmazonフォトを見返すと、スマホにも残っていない過去の写真や動画がクラウドに保存されています。
見返す、思い返すのもいいですが、同時にこんな思いもよぎるのです。
今も、いつか思い返す日になるんだ、と。
今を思い返す来年を想像する
あのときこんなことがあったなぁ、と思うあのときが、今だったとしたら。
来年の自分が、今日だったら10月25日のことを思い返しているとしたら。
未来の自分からは、今はどう映っているでしょうか。
そして、どんな未来の自分になっているでしょうか。
あの頃は無茶やってたな、と思い返したいですか?
あの頃はちょっと手を抜いていたな、と思いたいですか?
あの頃があったから、今があるんだと実感できるような一年後は、魅力的ではないでしょうか。
僕は過去を振り返るたびに、そんなことも思っています。
未来は今だと、尊敬する方から学びました。
未来の自分が未来をつくるのではなく、今の自分が未来をつくるのですから、未来は今なのです。
どんな未来でしょうか。
来年は、再来年は、5年後は、10年後は。
それに相応しい、その頃から振り返るに相応しい、今を選択できているでしょうか。
あの頃を振り返るように、あの頃である今を生きる。
どういう自分が、今を振り返っているでしょうね。
未来が楽しみです。
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