173.自分の小説がメディア化した時に、主題歌を依頼したいアーティスト
実際にメディア化したからといって、主題歌を依頼できるのかはわかりませんが。
まあまずはメディア化をするところからという話でもありますが。
決めていることがあります。
この人たちの歌を、曲を、言葉を、自分の紡ぎ出した世界観とミックスさせたい。
『小夏のブルペン』も、書いている当時からずっと、架空のオープニング映像はこの人たちの音楽と共に頭の中で流れていました。
Galileo Galilei。
僕の音楽の世界観で、最も好きなアーティストです。
Galileo Galileiの世界観
有名なのは、テレビアニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』の主題歌『青い栞』でしょうか。
これが収録されているアルバム『PORTAL』は本当に名曲ばかりです。
大学生の頃聴きまくっていました。
ちなみに1stアルバム『パレード』もめちゃくちゃいいです。
野球漫画『おおきく振りかぶって』のテレビアニメ二期の主題歌『夏空』。
あとは当時の「進研ゼミ高校講座」CMソングにも起用された『僕から君へ』。
めちゃくちゃ聴いていました。
寄り添うような、それでいて手の届かないような、静かで、ときに弾けるような音で。
静謐な冬の夜とか。
一人夕暮れの帰り道とか。
涼しい真夏の早朝とか。
心にすっと落ちてくる、彼らの奏でるそんな音が好きなのです。
あと、年齢ほとんど一緒なのに、どうやって当時20歳前後でこんな歌詞や言葉が浮かぶんだろう、と単純に羨ましかったのもありました。
warbearへ、そしてBBHFへ
今はGalileo Galileiは活動休止して、ボーカルの尾崎雄貴さんがソロプロジェクトとして「warbear」として活動されています。
オリジナル曲から、このような洋楽を日本語に変えてカバーしたりしています。
声も好きなんですよね。なんだろう、世界観と、言葉と、音と、マッチした声。
そして、Galileo Galileiのメンバーを再編して新しく「BBHF」というバンドで活動を始めています。
最新曲は、こちら。
野球をやってきて、こうしたエモーショナルを感じる世界を小説で創りたくて、すごく多感な時期に彼らの音楽に触れてしまった僕は、もはやこの人たちを追いかけるほかないのです。
どうしても。
僕が紡いだ物語に音楽の息を吹き込んでほしい。
もうかれこれ10年ぐらい聴いています。
他の好きなバンドや歌手も出ますが、未だに定期的に途切れることなく聴き続けています。
小説では中村航さんの世界が師ですが、音楽の世界ではこのGalileo Galileiの人たちが道標です。
いつか、コラボレートを夢見て。
僕も世界を創り続けます。