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438.結局はアルゴリズムとのイタチごっこ

Instagramのアルゴリズムが大きく変化したと、先日発表されたらしい。

より新規参入がバズりやすくなり、フォロワーの数が絶対的な力ではなくなってくる、そんな世界になりそうな改変の印象を受けた。

さて、いくつかのブランディングの仕事やプロジェクトに関わっていると、そうしたアルゴリズムの変化や、それぞれSNSやブログなど媒体ごとの力の移り変わりを感じるし、何よりGoogleが全てを握っているようでならない。

別にSNSでバズりたいわけではなく、適切なSEOの対策がしたいので、いろんな媒体を取り扱うが結局はGoogleさんによってやることや前提までも変わってくるのだから、なかなか正解のない世界である。

昨日まで検索結果に上がっていた媒体が、次の日には下がってる、そんなことはしょっちゅうある。

微細なアルゴリズムの変化はよくやっていると思うので、その辺りは変わり次第新たに捉えて対応していく必要がある。

結局、対応して、変化して、また対応して、その繰り返し。

構造上、どうしようもなくイタチごっこにならざるを得ない。

この世界に真っ向から対峙するのが、ブランディングに携わる者の心構えとして大切なことなのだ。

インフラストラクチャーを押さえることがいかに強力かを思い知らされる。

電気代が急騰したのも、まあ言い換えれば電力会社のアルゴリズムの変化のようなものだ。

社会には、管理下にあることとないことが明確に混在している。

そこを見誤って仕事をすると、どうしようもないことばかりに振り回されて息苦しい。

こういったインフラの話もまた追々書こうと思うが、今回でいうとブランディングの仕事に関しても、同じように管理下にあることとないことを切り分けて取り組んでいる。

Googleのせいで、良いコンテンツを上げているのに検索結果に上がってこないじゃないか、流入が少なくなるじゃないか、と言っても天下のGoogleを動かすことはほぼ不可能である。

そんなことはいいから、媒体数を増やすとか、離脱しない流れを作るとか、メディアマップを更新するしかない。

所詮はGoogleというネット上の最強のインフラに乗っかっている以上、一個人ができることは限られていて、その限定された仕事の中で戦っていくしかない。

そんなことを痛感せざるを得ない仕事に、最近真っ直ぐに立ち向かっている。

できることと、できないことを切り分ける。
自分の管理下にあることは何かを見極める。

それをひたすらに、繰り返す。

ブランディングに完了はなく、例えAIが世界の中心になってもそれは変わらない。

潔く諦めた方がいい。

電気や水道を使わずに生きる世界がもうすでにほとんどないように。

インターネットや検索、発信をせずに済むような生き方はおそらく、もう終わりが来ているのだ。


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