276.Galileo Galilei再始動!warbearとBBHFと、それぞれの紡ぐ世界
超ど趣味な話。
最も大好きなバンド「Galileo Galilei」が再始動を発表しました!
2016年に活動休止をしてから6年。
ボーカルの尾崎雄貴さんはその期間、ソロで「warbear」という名義での活動と、Galileo Galileiのメンバーを軸に新たに結成された3人組の「BBHF」というバンドで活動されていました。
個人的には、めちゃくちゃ嬉しい。
「解散」ではなく「活動休止」という言葉であったのと、継続してボーカルの方が楽曲を発表されていたことから、復活を信じていました。
知らない人は本当に申し訳ないですが、Galileo Galileiからwarbear、BBHFへの変遷と、僕が惚れ込んだ音楽について話していきます。
うーん、長くなる予感がする。
Galileo Galileiを知ったのは『夏空』から
「閃光ライオット」という、10代のアーティストのみによるティーンネイジロックフェスの初代王者として、Galileo Galileiは世間に現れました。
僕はロックフェスはあまり知らない分野でしたが、高校生の頃、ふと見たアニメ『おおきく振りかぶって』のOPテーマ『夏空』を聴いて、初めて彼らを知りました。
僕の一つ年上の方がボーカル、その弟さんがドラムという年齢が近い方々の音楽なんだなぁ、というところから興味を持ち始めます。
当時17歳とか18歳ですよ。よくこんな曲創れるなと思いました。
僕も当時から小説を書いていたアーティストの端くれです。
彼らの音楽には、当時も今も非常にインスピレーションを受けています。
『青い栞』『稚内』という曲からハマり始める
より大きく名を上げたのは、大きな話題になったアニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』、通称『あの花』のOPテーマに抜擢されたところだと思います。
当時の僕は大学一年生になったばかり。
多くのアニメを観始めていた頃で、この『あの花』のOP映像がとてもエモくて、素敵で、とても大好きなOPでした。
この曲を何度もリピートして聴いていました。
そしてアルバムも聴いてみよう、と思ってGalileo Galileiのよりたくさんの曲に触れていきます。
最初のアルバムは『パレード』。
『夏空』も収録されている、Galileo Galileiのメジャーデビュー後初のアルバムです。
この中の『稚内』という曲を聴いたとき、僕は音楽を聴いた中で感じたことのない衝撃を受けました。
なんだ、この曲は?
という以上の言葉が思いつかないほどでした。
僕の何にそんなにも突き刺さったのかは今でもわかりません。
ものの見事に、感性の弾丸みたいな何かに撃ち抜かれたのだと思っています。
ちなみにこの感覚を得た楽曲は人生でもう一つだけ。
これはまたどこかで書きましょう。Aimerの初期の楽曲です。
さて、そのあともGalileo Galileiのアルバムに魅せられ続けます。
リリースから10年経った今も、大切に聴いている曲ばかり。
何か大きく心が動いたり、大きな出来事があったり、そんなときに心の支えとして、当時聴いていた音楽は今でも僕を支えてくれています。
活動休止宣言と、warbearという新たな始動
2016年、僕の社会人二年目のある日、Galileo Galileiが活動休止を宣言しました。
驚きと悲しみと共に過ごすこと一年半、ボーカルの尾崎雄貴さんから一つの発表がTwitter上に流れました。
ソロプロジェクト「warbear」として新しく音源をリリースする、と。
歓喜です。
ソロプロジェクトが何を意味しているかわかりませんでしたが、この人の音楽にまた触れられる、というのは素直にとても嬉しい出来事でした。
今ではたくさんの楽曲とカバー曲が載っていますが、当時アップされていた曲を聴いただけで、ああ帰ってきたんだな、と感じました。
Galileo Galileiとはやはり何かが違うのでしょうが、それでも僕は嬉しかった。
本当にこの人が紡ぐ音楽が好きなんだな、と自分で再認識した出来事でした。
BBHFでさらなる新境地へ
さらにその翌年、Galileo Galileiの活動終了時のメンバーと、サポートメンバーだったメンバーと4人で「Bird Bear Hare and Fish(現:BBHF)」を結成しました。
発表していく楽曲を聴いて、どんどん変わっているな、と感じました。
一体何がどう変わったのか言葉では説明しづらいのですが、何か変わった、とBBHFになって初めての感覚を覚えます。
ただ、『ライカ』という曲を聴いた時、「これだ、これ。彼らの音楽だ」と僭越ながら感じました。
そこから4年間、多くの音楽をリリースされます。
毎回毎回、最新曲を僕は追いかけて聴きます。
最近のお気に入りは『バックファイア』。
BBHFとしても、ずっと新しい音楽を紡ぎ続けられていることがわかる一曲でした。
そして、やがて、Galileo Galilei
そんな変遷を経て、Galileo Galileiの再始動が宣言されました。
どれほどこの日を待ちわびたことか。
彼らの一番の魅力は、創り出す音楽が常に変化し続けていることだと思っています。
変化し、進化している。
時代と共に、感じる想いと共に、人生経験を積み重ねると共に変わり、そしてそのすべてはGalileo Galileiであり、かつ一つ一つに違いを感じます。
前述の『パレード』と『PORTAL』、『ALARM』もそれぞれ全然違う音楽となっています。
これからも、Galileo Galilei、warbear、BBHFのすべてで活動されるとのことですので、新しい体制から生み出される音楽がより楽しみです。
僕の中では、将来自分の創った物語がメディア化した際に、どうしてもテーマソングを依頼したいバンドとして、Galileo Galileiは君臨し続けています。
ぜひ、一度聴いてみてください。