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225.「VTuber 壱百満天原サロメ」世界は飽和していても、流行りは生まれ続ける

最近、YouTubeの登録者数100万人突破のとんでもない記録を打ち立てた方をご存知でしょうか。

その期間、なんと驚異の14日。

その名は壱百満天原サロメ

押しも押されもせぬ話題沸騰中のVTuberです。

そもそもVTuberってなに?

VTuberとはバーチャルユーチューバーの略称であり、顔出しをせず3Dや2Dのキャラクター、アバターを用いてYouTubeの配信を行う人を指します。

世界初のVTuberとして有名なのはキズナアイというバーチャルタレントです。
2016年11月の初配信以降、2017年から2018年にかけてVTuberの文化が急激に拡大しました。

そんな中颯爽と現れた、バーチャルYouTuberグループ「にじさんじ」に所属する壱百満天原サロメ。

日本でもまだ決して広いとはいえないマーケットで、この登録者数突破日数の結果は恐るべき記録で、YouTubeだけでなく各業界に可能性を与えかねない事象となっているでしょう。

ちなみにYouTube登録者数の100万人突破の最速記録は、大人気グループ「嵐」。
なんと28時間というこれ以上説明不要の大記録を叩き出しています。

続いて2位は佐藤健の3日、3位は江頭2:50の9日、4位は手越祐也の11日。

そして5位が、壱百満天原サロメの14日です。
VTuber界では圧倒的1位を誇っており、2位は最初に誕生したVTuberキズナアイの382日となっています。

何がそれほど魅力なのでしょうか。

そして、コンテンツも技術もアイデアも飽和することなく、いつまでもこうして流行りが生まれ続けるのは、何が鍵になっているのでしょうか。

壱百満天原サロメですわ!!!

衝撃の初配信は、以下の動画です。

【初配信】壱百満天原サロメですわ!!!【ですわ】

まず、キャラクターがわかりやすい。
コンセプトは本当のお嬢様に憧れる一般女性。
将来の夢は、本物の100満点のお嬢様になること。

そもそも、上記の自己紹介動画が抜群に面白い。
面白いというか、衝撃的すぎました。

「もっとわたくしのことを知ってほしいんですわということで……」

一般的な自己紹介をお嬢様口調で話し終わってきた中盤。

「わたくしの個人情報を……バレない程度に、特定されない程度に、個人情報を用意してきましたわ」

そうして画面に映し出されたのは。

住民票。

続いて履歴書。

この時点でやばい。

さらに番号カード。

黒く加工されていたり、サロメ嬢の画像に差し替わっていたりしますが、すでにぶっ飛んでます。

そしてVTuberファンを震撼させたのが、続く画面。

「皆様にわたくしのことをよくわかってもらえるのかよくよく考えましたわ」
~中略~
「その結果ですね……体内を見ていただくことにしましたわ」

体内。

体内?

そして胃カメラの画像が出てきました。

この盛り上がりが異様だったそうです。
後にネットニュースにも体内を見せるという自己紹介の件がたくさん取り上げられていました。

これ以上に詳しく知りたい人は、以下のチャンネルへ。
バイオハザードの実況動画が人気だそうです。

沼にハマっても責任は取りません。

流行りは何がきっかけで生まれるのか

VTuberだけでなく、こうした爆発的、瞬間的な流行りはいろんなジャンルで生まれていると思います。

アニメ、漫画、映画の世界も然り、お笑い芸人、アイドルなどもそうですよね。
なんなら持っているスマホ、iPhoneも同じでしょう。

そしてその文化的爆発は、本当に刹那的なのか持続するのか、その後に問われます。

いずれにせよ、時代が進むことで物事は流れるように変化し、何かが導火線に火を付け、誰ともなく流行は始まります。

サロメ嬢でいうと、そのオープンな人柄?キャラの濃さ?可愛いとか、格好いいとか、そういう要素もありそうです。

個人的見解ではありますが、僕は流行りが生まれる一つに「ギャップ」があると思っています。

〇〇なのに✕✕。
お嬢様キャラなのにめちゃくちゃ口が悪い、とか。
天上の人のように感じたけど、めちゃくちゃ庶民的な一面もある、とか。

ギャップが効果があることぐらいは、理解している人も多いとは思います。

ギャップは流行りが生まれるあくまで一つの要素で、流行りを生み出すとなったらまた別の話かもしれません。

兎にも角にも、何かしらの人を惹きつける力が人々を魅了し、その対象は応援され、やがてそこにビジネスも生まれる。

流行りに乗るのではなく、生み出す。
それができたら、非常に大きな力になり得ると思います。

次は何が流行るのでしょうか。
流行ったものは、どうなっていくでしょうか。

経済は生き物で、時代は移ろいます。

それをうまく捉えて、今後の自分に活かしていくような、そんな力を身につけていきたいものです。

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