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456.知識だけでは人は変わらない

最近も変わらず、YouTubeや本を通じてたくさん勉強をしている。

マーケティングのこと、ブランディングのこと、考え方、人間関係の構築など、多岐に渡る。

学ぶことはとても大事である。
新たな知識、物の見方、考え方や解釈を学ぶことで、まるで世界が広がったかのような感覚に陥る。

この錯覚には、十分に気を付けた方がいい。

変わった気になっていないか?
どこか目を瞑って直視していない、自分の恐怖心はないか?

自分自身を変えるということは、とてもタフなことである。

仕事やビジネス、副業、資格、転職、自分以外の何かが自分を変えてくれることはなくて、結局はどういう自分で何をしているのか、という点に着地する。

新しいことを知って、自分が変わった気になっていないだろうか?

ポケモンの進化みたいに、今日と明日で急激に変化などするのだろうか?

変化の瞬間は、まるで季節が変わる時のように曖昧である。

何かを決めたからといって、何か衝撃的な日があったからといって、次の日から急激に変わったりしないし、急に営業のクロージングが強くなったりはしないし、感動的なスピーチができるようになるわけでもない。

イチローにバッティングを教わったからといって翌日から4割バッターになれるわけではないのと同じです。

変化は、徐々に、グラデーションを纏って起こっていくものだと思います。

少しずつ、少しずつ、なのです。

いざ一歩踏み出して新しいことをやってみる人も多いかもしれない。

それは果たして、一ヶ月、三ヶ月、半年間、一年間続いただろうか?

いつのまにか、それこそ季節の変わり目みたいな感じで曖昧にフェードアウトしていないだろうか?

圧倒的な行動量もなしに自分を変えたいだなんて、宝くじに当たればいいなと言っているのと全く同じだ。
ろくに継続もできないくせにもっと人生良くしたいと思っているだなんて、道の曲がり角でパンを加えた転校生の女の子とぶつかってたまたま同じクラスだといいなと思っているのと同じぐらい、妄想である。

知識は何も変えてくれない。
思想で世界は変わらない。

始めたら、続ける。
どういう意味があるのかという、意味を誰かや何かに求めるのではなく、意味を自分で付ける。
そして、ひたすらに続ける。

その先にしか変化はない。

錯覚に惑わされないように、変化の本質を捉えて、考えられないほど行動しよう。

未来を拓くのは、自分を変えること、ただ一択である。


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