55.お金を稼ぎたいか?いや、生活困らなければ大丈夫です。
と言っていたのが三年ほど前の僕。
億稼ぎたい!
なんていう人を見ると、すごいな、何に使うんだろな、と考えてしまうのです。
そして、いや、まあ僕は高くても月50万円ぐらいあったら、家賃も光熱費も、ちょっぴりいい食事も友達との飲みも、何も困らないしそれぐらいでいいかなぁ、という理論にいつも落ち着く。
稼いでも、使い道ないし。
イメージできないし。
そんなとき、一冊の本を教えてもらいました。
『非常識な成功法則』神田昌典 著
ワクワク系マーケティングの小阪裕司氏は言っている。
「『なんでお金にそんなに興味があるんだ、もっと社会貢献することが重要じゃないか』と儲かっている人を揶揄するぐらいなら、あんたも500万円稼いで満足しているのではなく、1億円稼いで、9,500万円寄付しろ」
と。
……ふむ。
稼がなくていいというやつは、自分の周りの人のことを何も考えていない。
自分の生活のことしか考えていない。
なるほど……。
確かに、親の介護もいずれやってくる。
僕の身近な人も助けられるだけの、幸せにするだけの力が必要である。
人生通して、僕と関わってよかったなぁ、と思ってもらえるように。
確かに、「稼ぎたい」はなくても、「稼ぐ必要はある」というところに少しずつ腑に落ちてきたような気がする。
まあ、稼ぐ=悪い、怪しい、みたいな謎の風潮が残りつつあるこの国では、質素であることが美徳とされ、贅沢をしすぎないことが清らかであると捉えられることも多い。
そういう教育をされているようにも思う。言い過ぎ?
まあ、マジョリティとマイノリティなんてものは時代によって変わるのだから、何が正解とかそういう話ではない。
稼ぎたい、という人が増えることは、世の中に貢献したいと思っている人が増えている証拠なので、僕はいいことだなぁと思う。
だからこそ、まずは僕が形を見せるのです。
ここまでいけるんだよと。
こうなれるんだよ、と。
僕は道標になる。
そのための収入アップだとしたら、まあ夢のある話じゃありませんか。
理由は自分でつくる。
勝手に腑に落ちることはないから、腑に落とす努力をし続ける。
稼ぐステージを上げながら、僕も一つ一つ視座を上げて物事を捉えていきます。