
341.第三章が終わったので、note小説について書いてみる
第三章『一枚の葉で知る』が終わりました。
個人的に一番好きだと言っていたシーンがこの最終シーンです。
さて、引き続き「創作大賞2023」に応募して投稿を続けています。
短編の話ならともかく、数記事に渡って読む、なんて動きはnote上どれほどあるんだろう、と前の記事で書きました。
今回の第三章のシーンを振り返った後に、そもそもnote小説というものの需要や思い描く今後を書いてみようと思います。
目に浮かぶような情景を描きたい
第三章最後のシーンは、以下の文章です。
一枚の葉で、秋を知る。
その言葉の意味を、ほんの少し、実感できたかもしれない。
ざざあ、と冷たい風が吹き、木々を揺らす。木枯らしだろうか、と思う。もう、冬なのか。もう、秋は終わるのか。
僕は知る。季節の変わり目を感じる。
世界を彩る秋の葉に、僕はそんなことを思う。
冬の足音が聞こえてきた晩秋。
主人公秋仁の名前を、「アキ」と呼ぶまでの小さな物語。
最後こそそういったシーンでしたが、前半は個人面談といって、野球仲間と野球だけでなく人として向き合うシーンが多々ありました。
人に触れ、自分の考え方を広げ、変化しようとする秋仁の様子が感じられたかと思います。
結局、人間関係に正解なんてものはなくて、それぞれ人は考え方も想いも全部違っていて、人は違うものだという当たり前の考え方を本当の意味で腑に落とす。
それは大人になった今も、非常に大事にして日々精進している想いです。
幼馴染の桜乃とは仲が進展しているのか、良き相棒としてなのか、なんとも言えない関係性が構築され続けています。
マネージャーの河瀬とは、この章では特にコミュニケーションが増え、見るからに仲が深まっているように感じました。
チームメイトともいい関係を継続しているように思います。
さて、次は自分自身のことについて。
野球選手として、主将として、自分の人生として。
様々な観点がさらに広がる、真冬の話です。
どうぞお楽しみに。
まだ完結まで書ききっていないのは内緒。急がねば……。
note小説はどれほど読まれているのか
ということで自分の小説の紹介は以上。
そもそもnoteで長編小説を書くと、どれほどの人が読んでくれているんだという問題です。
小説投稿サイトではないので、一話から順に読もうとなるとマガジンにまとめる必要があります。
間にこうして記事も書くのですから、一見バラバラと物語が点在しているように見えるかもしれません。
文字数制限がないとはいえ、大量に書きすぎると途中で止めたらどこまで読んだかわかりづらくなる。
そもそもnoteは小説を書くサイトではない。
そんな一ジャンルとして存在しているnoteで、小説を公開するメリットはなんだろうと考えてみました。
まずは、小説に触れたい人以外にも届くこと。
小説サイトは小説を読みに来る人しかターゲットになりませんが、noteは登録者数の数だけ目に触れる可能性が高まります。
ふとしたときに、エッセイやブログを漁っている途中で見つかったりすると、読者になる。
それは可能性的な観点だと小説投稿サイトよりは上がるかもしれません。
次に、note内のコミュニティの力を使えること。
今回の「創作大賞2023」もそうですが、コミュニティがあるからこそタイアップができ、大きな企画となることがあります。
その企画の力を使えるのもありがたいですね。
noteがプラットフォームとして十分なコミュニティを形成しているからこその、外部の力だと感じます。
一番気になるのは、物語を結局どれほどの人たちが読んでくれているのかということ。
1話から2話に、どれほどの人が流入しているのだろう。
マガジンを作成しても、そこで読んでいる人の交流ができればいいと思いますが、メンバーシップというやり方でしかできない。
まだまだこれから発展していくところだと思うので、今後のアップデートに期待しながらも、先陣を切るように投稿をし続けます。
長編小説だって、noteで投稿できるんだぞ。
そんな姿を見せていきます。
今後とも、何卒。