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『大槌町地域おこし協力隊』~2022年1月活動報告書~

年が明けてからもう1ヶ月が過ぎたことに衝撃を受けます。
今回は、地おこ発表会・宿泊体験記・大槌の暮らしなどについてお届けします。

いつもあまりプライベートなことは書いていませんでしたが、読者が「地域おこし協力隊に興味がある or なりたい人」だとしたら、暮らしについても気になるなと思って少しだけ私の体験を発信します。


1、地おこ発表会

1月は個人の業務というより、主担当?となった「地おこ発表会〜観光チーム〜」に向けた準備に時間を割いていました。(地おこ=地域おこし協力隊)

令和3年度大槌町の地おこは、大きく分けると「ジビエ」「観光」「震災伝承」の分野でそれぞれ活動しています。(令和4年からはもっと分野が広がるようです…すごい‼︎)

発表会としては、一辺にまとめて個々が発表という形式もあったかもしれませんが、大槌町では時期を分けて、11月末にジビエチーム1月末に観光チームがそれぞれチームとしてまとまって発表会を実施しました。
普段は各々の担当業務に分かれてしまうことが多いので、こうしてチームとして活動する機会は貴重に感じました。

◆発表会準備:
2021年11月23日にジビエチームの発表会が実施されました。
ジビエチームのメンバーは普段の業務の中でも、人前で話してPRしていく活動をされていることもあり、一人ひとり堂々と発表されていました。
他にも鹿を活かしてクイズを出したり、来場者には鹿のカツサンドを配布したり、鹿のアクセサリーを販売したりと、様々なオリジナリティある仕掛けがあり、流石だな〜と思う一方、観光協会では何ができるのかなと、そわそわし始めました。

スケジュールを見返すと、発表会に向けた打ち合わせの初回は11月30日でした。ジビエ発表会の1週間後ですね。(急に焦り始めたのが分かりますw)
そして、着々と日時や大枠の内容を決めていきました👇

◆発表会日時:1月26日(水)18時〜 
(仕事終わりに役場の方や地域の人が来れそうな時間に設定しました)

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※新型コロナウィルスの影響によりおにぎりの配布は中止いたしました。

◆チラシ作成:
こちらは大槌町の全戸配布される広報への折り込みに間に合わせるため、12月中旬ごろには完成させました。久しぶりにチラシ作りをしました!好き&得意としていることだったので役に立てて嬉しかったです。

4人の集合写真は、隊員の北浦さんに撮影いただきました!
(顔写真を載せるかどうか議論してましたが、まさかのジャンプ写真をチラシに採用することにw)

◆発表会の目的:
地域おこし協力隊の発表会」ではありますが、何を町民に伝える場にするかゼロから考えてみました。
大槌町の観光協会は独立してまだ数年しか経っていません。そもそも地域の人に「大槌町観光交流協会って何してるの?」が伝わっていないのでは?、ということで今回は大槌町民に向けて、観光協会の全体像を伝える発表会にしようと決めました!

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◆発表会当日:
約40名
の方にお越しいただきました。用意していた席はほとんど埋まりました。

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◆発表内容:
ひと昔前の観光協会
のイメージから、全国的に大きく変化してきている観光協会の役割という今の潮流から大槌町の観光協会が目指していることから、表には見えてこない具体的な業務や取り組みについてなどをお話ししました💡

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◆会場装飾・当日スタッフ:
今回の企画は、チラシの写真に載っていた4名が発表者であり、企画の中心メンバーでした。さらに当日スタッフと会場準備として、観光協会職員と地おこメンバーにバックアップしていただきました。とっても心強かったです。

協会職員Cさんには、アニメグッズ販売まわりを急遽調整いただき、『岬のマヨイガ』と『大槌カイ』君のグッズ販売などができました。(私もこれを機に『岬のマヨイガ』のクリアファイルとポストカードを購入しました!)

他にも協会職員Yさんから「会場はカラフルで賑やかなのがいい!」という発想から大漁旗やイベントポスターを飾り、想像以上に装飾が加わって「カラフル」になりました!

他の地域を私は知りませんが、大槌の地おこメンバーはとてもいい関係性が築けているのかなと感じています。
今回だと元々、「当日の準備は来れそうな人は早めに来てもらえたら助かります〜」と軽く呼びかけた程度でした。当日、現場でも(気持ちの余裕がなく)特に指示を出せていなかったのですが、「こうしたらどうかな?」と話しながら主体的に協力してくれました。

ものすごく助かる&発表会前に不安にならなかったです。

さらに私の今回の学びとしては、チームになって作り上げること、人の意見を取り入れて場を作ることが楽しいなと感じました。

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⁡発表会を終えて、「観光協会の取り組みが知れて勉強になった〜」「コロナ禍で試行錯誤しながら頑張ってるのが伝わってきた!」などの感想をいただけて、嬉しかったです。

体験プログラムや特産品、ふるさと納税、アニメコンテンツなど、今後表に出していきたい、温めている企画が様々あるので、今後の取り組みもぜひ大槌町観光交流協会を応援&ご協力、よろしくお願いします!

2、民宿体験記を再開!

12月と1月で他の業務が立て込んでしまい、民宿体験記をやっと再開できました!ブログはまとまって集中して書かないとなかなか進まないですね。

藤原民宿さんの魅力は何と言っても女将さんのお人柄だと思います。ぜひ読んでいただいて、感じ取っていただけたら嬉しいです。

観光協会の情報発信を担当してほしいと言われ、SNSや宿泊施設の基本情報を集めたりと、頼まれた業務を進めていく中、「あれ、民宿の情報がネット上に載ってなさすぎないか!?」ということに気づきました。

私と同世代の人(20代)にとっては「民宿に馴染みがない」&「ネット上に情報がない」=「泊まる場所の候補として考えない」になるだろうと容易に想像できます。

だからこそ、私はここで「ぜひ宿泊体験記をやらせてください!」と観光協会に提案をしました。観光協会では、「やりたい!」と言ったことを大体のことは「いいよーやってみてー!」と言っていただけるので有り難いです。

そして、観光協会のHPへの掲載もOKいただき、これまで第4弾まで体験記をUPしてきました。

まだご紹介できていない「民宿」は「民宿六大工」「民宿あかぶ」の2軒です。他にも宿泊施設はあるので、年度内にもう少しがんばります!

「地元育ちの方からも中の様子は知らなかったから面白かった〜」「細かいとこまで教えてくれるのは大事だし嬉しい〜」などの声をいただきました。
とても励みになります。発信していてもリアクションが感じられないことがほとんどなので、この体験記ブログに関しては、リアルな反響が感じられて本当に嬉しいです。

自分でやりたいと言って始めたお仕事なので、最後までやり切りたいなと、2月3月は集中して執筆していきます。2週間に1本(くらい)のペースでUPしていくのでぜひ観光協会のSNSをフォローして楽しみに待っていてください!!


3、大槌の暮らし

お仕事とは離れて、少しだけ暮らし面のことも。
地方移住を考えている人の参考になればと思います。

私は2021年4月に移住してきて、知らない土地での生活もあと少しで1年が経とうとしています。当初感じた印象と、今の冬の時期の環境をご紹介します。

大槌町には大きめなスーパーやコンビニ、一通り揃っていて、生活しやすいと私は思っています。(東京の実家が遠いなーくらいです)
お野菜なども地元の方が作ったものを買うことができます。

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飲食店もあり、外食も楽しんでいます。(海鮮系はもちろん、中華も美味しい)

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2021年6月オープンで「ますと乃湯」というサウナ付き温浴施設も。
フィンランド式サウナがあり、いい香りがします。水風呂は立って浸かれるほど深く、湧き水を活用しているとのこと。普段はあまりサウナに入らず湯船で済ませてしまうタイプですが、ここではサウナ入りたくなります。

人によって感覚は違うかもしれませんが、私は遠出しなくても大槌町内でも十分、休日を満喫できます。まあ、もちろん遠出も楽しいです。

大槌町の第一印象は、コンパクトにまとまっていてスピード感のある町でした。町内ならどこも車で大体15分で行き来できるような距離感で、そのコンパクトさだからこそ、地域の人同士の意思疎通が早いのかなと感じました。

4、ある雪の日

そして、私が移住するとき一番心配だったのは、寒さ&雪道でした。
岩手県の沿岸地域は、内陸に比べると温暖な気候で、雪が降っても積もらないことが多いようです。(逆に春にかけて暖かくなる時期にどかっと一気に降る日もあるらしいですが。)
=運転初心者&寒がりな私からしたら住みやすい環境でした。

と言っても、雪が降ったらどうなるのか、少しドキドキします。
先日、雪が降った時の様子をご紹介します。

1月中旬ごろのある日、積雪がありました。夕方から本格的に降り始め、あたりはどんどん白くなっていきました。

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夕方17時ごろの大槌駅の様子

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ひょっこりひょうたん島のドン・ガバチョも目の前が見えなくなっている。。寒そう。そして、翌朝。

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青空と白い雪のコントラストが綺麗!!

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私にとっては「スキー場で見る景色」という感覚で、家から出てすぐのところにこんな景色があるというのは初めての体験で嬉しくて写真をたくさん撮りました。

「雪道が不安<雪景色が綺麗」

朝を迎えた時の私の感覚↑
運転に関しては「ブレーキを踏まない、セカンドギアにする、ゆっくり走る」を心がけ、何とか出勤もできました。

5、移住から学んだこと

移住前は起きてもないことに不安になることがほとんどでした。
(まず)運転できるかな。実家から出て料理できるかな。家事全般、日々できるかな。仕事も心配でしたが、生活すらままならないのではと心配でした。

どれも何とかなった。やってみれば、意外とできる。ただ自分に自信を持てていなかっただけだなと。

逆に、知らない土地に移住してみて、弱い情けない自分にも出会いました。自分が想像しているようにはできなかったり、自分のコミュニケーション能力の低さを目の当たりにしたり。

私はここに来たからこそ、自分は何を大事にしているのか。自信のあるものは何か、苦手なことは何か、はっきりと実感できたように思います。自分を知る1年だったと思います。

新しい年度が近づくに連れて気持ちがそわそわし始める頃で、変化があり、慣れないことが始まる季節でもあります。
これからも、自分にはできない、と決めつけずに少しずつ「小さなできた」を積み重ねて歩んでいきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

等身大で精一杯頑張っていきますので、温かく見守っていただければ幸いです。

大槌町地域おこし協力隊
カタヤマ


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