8/21ディスクロニア最速体験レポート
はじめに
今回は、クラウドファンディング共犯者枠として、2022/8/21に開催された『ディスクロニア :CA』先行体験イベントに参加してきた。
そこで世界最速となるゲーム体験の感想を、記事としてレポートする。
各パートの感想
今回は、各パートごとに分けて感想を書いていきたい。
現実から拡張夢へのダイブ
謎の声に導かれ、現実世界から夢の世界にダイブする。夢の世界は幻想的な魚たちに彩られた、眠りの底。住民の夢が統合された世界で人々は魚となり、悩みなどを抱えた一部の人たちは人の形で存在する。
ターゲットとなっている謎の少女に話しかけると、彼女は語る。
「真実は、閉ざされた扉の向こうにある」
そして主人公(自分)は、都市創設者・ラムファードの家に送られる。
自由な探索による謎解き・付随して展開される謎
主人公は最奥の部屋に入るためのカードキーを探して、部屋に散りばめられた謎を解いていく。
最初にドローンから渡される紋章は、VRならでは、見回して観察することができる。他アイテムも同様で、トリガーを弾くことで詳細説明も見られる。
最初は紋章を使った謎、そこから別の部屋を歩き回ってアイテムを拾い、ギミックを解いていく。
ここで思い出すべきは、この作品はゲームデザインとストーリーテリングを高密度に接続していること。
チェスの駒を用いた謎を解いた時に部屋に変化が起き、次の謎のためのヒントと共に、おそらく主人公たちに関連するであろう『ヒント』が浮かび上がる。
キャラが語るだけでなく、ステージを使ってストーリーを過去と未来に形作っていく。自由に見られるからこそ、自分だけが気づく何かがあるかもしれない。
メモリーダイブを使ったアクション
今作の魅力の一つは、メモリーダイブ(過去を読み解く力)。
この能力もやはり謎解きのヒントだけでなく、主人公たちの過去を紐解く鍵となる。物語を進める上では手に取る必要のないアイテムでも過去を覗くことができるので、やりこめばやりこむほど楽しいゲームとなることは想像に難くない。
全てを黙らせるオープニング
全ての謎を解き終わったとき、クロノスシリーズの風物詩
「圧倒的クオリティのオープニング」がやってくる。
前作までの流れを感じさせつつも、「VRでこそできる表現」をさらに進化させたムービーと音楽は何をどうしようとも最高で、これをどれだけ言葉を尽くして説明してもやってもらうことには代えられないくらい、素晴らしいものがそこにはある。
最後に
今回、体験版として公開されたものは「ゲームとしてのディスクロニア」を主軸に置いたものとなっていた。物語については(ミステリー要素もあるため)まだまだ未開の状態だが、三章構成で段々と畳みかけてくることが既に判明している。
エピソード形式で別々に発売するということは、その発売までの期間で飽きさせないという自信があることを示している。
その第一章が、今月9/23にMeta Quest2向けに発売される。
Quest2を持っている諸氏は、是非ともこの名作を最初から楽しんでもらいたい。そしてまだ持っていない人も、追って発売されるNintendo Switch版などで楽しんで欲しい。
そして、今回私が体験したデモを、なんとあなたも手に入れられる場所がある。──それが、クロノスアジト。クロノスシリーズについての最新情報が公開されるDiscordサーバーだ。
アプリは基本無料で利用できるので、もしよかったら入ってみて欲しい。そしてここからあなたも、クロノスシリーズを一緒に作っていく『共犯者』となってくれたら、それ以上の喜びはない。
VRの盛夏が来る。それを特等席で体感する権利を、一緒につかもう。