シェア
こんな風に、いつも曖昧な世界の境界を見ることができるのも、夜が長くて朝がおそい冬だからな…
よく夢をみる。 昨日見た夢が奇想天外、どこまでもゆく冒険活劇だったから、書き留めておこう…
朝 昼 夜 松岡享子さんの訃報を知ったの。 遅かった。 いつも、いつも、いつまでも!
詩は詩で完結しているのがいいと思うこともあるけど、このときのことは忘れられなくて、ずっと…
いま聞こえるのは何だろうと耳をすませてみたけど、エアコンの音、テレビの音、窓の外を時々通…
夕焼けの「薔薇色の雲」は、本当は大半が灰と青と薄い藍が入り交じった暗い雲で、縁だけがすべての暗さを塗り替えるほど強く輝いている。 暗さと同居している薔薇色を見上げたとき、薔薇を薔薇として見るのとは違う驚きに包まれる。 あの夕暮れどきの雲の美しさに何ら意味などはなく、手の届かない存在のようでありながら、驚いているのは他ならないわたしだけに帰属する、いまこのときにしかない唯一なのだと気がついた。 その思いは、かえってわたしを冬の冷ややかさとともに孤独と疎外感で包んだ。どこか
知ってるんだよ。 下手な慰めを言ったってどうしようもない。 でもね知ってるの。見ているよ。…