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暮し・メラミンスポンジ
百均に『激落ちくん』がありました(2年前の話です)。
<正確には別の商品名がついているのですが・・・>
それも、パンパンの袋に山ほど(20本くらい・3×3×20センチ)
まだ使っています。
引出しに並んでいたこの棒、記事にしようと思い立ちました♫
『激落ちくん』は「メラミン樹脂」
この、激落ちくん=メラミンフォームは、長い主婦生活のなか、最近驚いたものの一つです。まぁ、最近と言っても20年前くらいなので(笑)申し訳ない。←ひどい!自分でも、最近じゃないじゃん!と突っ込んでしまった(_| ̄|○)
頑固な・・・と思っていた、水回りの瘡蓋のような汚れが、落ちる・おちる!・・・で驚きました。
そして、やっぱり、高校時代の化学の先生を思い出したんです。
この落とし方は「物理的」なもの。なぜ化学の先生かは ↓ に。
とりあえず、AIに聞いてみました。
メラミンフォームを作った(売った)のは。
メラミンスポンジはドイツ生まれの建築素材であるメラミンフォームを原料としており、レック株式会社が1999年に「激落ちくん」として発売しました。
開発会社(↓)
吸音・断熱材として開発されたメラミンフォーム「Basotect®」(バソテクト)は、洗剤不要のスポンジとして使われています
日本での販売会社として例示されていた・・・商品名「激落ちくん」のレック株式会社・サイト
以上。
グーグルAIによれば・・・(ちょっと短くしてます)
メラミンフォームは、とても硬いプラスチック。メラミン樹脂をミクロン単位で発泡させた硬い素材で、断熱性や吸音性、耐熱性・難燃性あり。軽い。
注意点として
➀使用するたびに消しゴムのような削りカスが出、徐々にスポンジ部分が減っていきます。力を入れると圧縮されます
②浴槽には防汚コーティングされているタイプがあり、メラミンスポンジで剥がれるそうです・・・とのこと
さて。
私は台所の白い汚れ(カルシウムだとおもう)に使っています
茶渋にもよく効く!
風呂場の鏡の青海波のようなガリガリにも効果的で、目から鱗でした。
「家事は科学」という高校の時の教えがときどき蘇る(件の相田先生(仮名)の教えですっ)のですが、
汚れを落とすとき、物理的か化学的かを意識するのが大事みたいで。
まさに、げきおちくんは、物理的な効果。こそぎ落とす、ヤツ。
モース硬度計とメラミンフォーム
物理的ということであれば、思い出すのは、『モースの硬度計』
この、モースの硬度計は、『滑石からダイヤモンドまで、10段階の基本となる鉱物により鉱物の硬さを測定する方法』です。
この10の鉱物とは、『1.滑石、2.石膏、3.方解石、4.蛍石、5.燐灰石、6.長石、7.石英、8.トパーズ、9.コランダム、10.ダイヤモンド』だそうです。
次のサイトより引用
メラミンフォームは、モース硬度計では4(蛍石の硬さ)に位置するそう
できたばかりの柔らかい汚れなら、こそげ落とせるという。
ガラスの硬度は、モース硬度で一般的に5.5~7程度(鋼鉄の硬さ)なので、ガラスは傷つかない、というわけ。
モース硬度を身近なもので代用するには・・・
爪:硬度2~2.5
銅貨:3~3.5
軟鉄:4~4.5
ガラス,縫い針,押ピン:5~6
鋼ヤスリ:6.5
下のサイトより引用
極端に言えば、メラミンフォームは、ダイアモンド磨きに使える!なぜなら、ダイアモンドより、絶対的に柔らかいから。
汚れがメラミンスポンジより固ければ取れないけれど、大抵の汚れは最初から固い訳ではありません・・・柔らかいうちにすぐに掃除をすればOKのようです。
堅い汚れは長い間に化学変化を起こしているそうです。
この場合、クエン酸と併用するとカンタンです(うちの汚れの例)
そして、
ぎゃくに、大理石に着いた汚れを落とそうとすると、大理石毎削ってしまうので、使用不可。
メラミンを検索したら「歯を白くする」というワードがヒット
歯を白くするっていう噂ですし、
歯の方が硬いと数字では示していますが、歯は、生き物
多孔質だし、平らではないので、使わない方がいいとのこと。
製造過程でホルムアルデヒドを含んでいることも。
ちなみに人間の歯のエナメル質のモース硬度は7。 水晶に匹敵するそうです。
どうしても試してみたい方は、歯科分野で作っている(扱っている)歯科医を探してください、とのことです。
結論。医療者の指導付きでなかったら使わないこと。