見出し画像

神様が空から棒を投げたら

 神様が空からアスパラガスの様の棒を投げると、先っぽに赤い花が咲いたのだそうだ。葉も茂らせず、根の辺りにロゼッタもなく。ただにゅっと。

ヒガンバナの芽・つぼみ、ですよね・・

 昔の人も不思議だったみたいだ。まして毒があるのだし。
 お墓の辺りに植えたのは、土葬の遺体を野生動物に齧らせないためだとか、ものの本に物騒なことが書かれていた。家の周りには植えない。間違って食べないように。ただ、集落の周りに群落を作るほど植えておく。飢饉の際に毒消しをした上で救荒作物として食べるために。
 田圃の畔に植えたのは(というか、稲作が入って来たときにこの植物も渡来したのだという)ミミズがヒガンバナの匂いを嫌うので、それを餌とするモグラが寄ってこないから、畔を壊されないのだそうだ。
 しかも、日本に来たのは三倍体だから、人の手を介す以外の広がりはない。人跡無踏の山中にこの花が咲いていることがあるが、かつての人家の後なのだという。

マンジュシャゲ ヒガンバナ

 ヒガンバナ(彼岸花、石蒜、学名Lycoris radiata (L'Hér.) Herb., 1819 : [2])は、ヒガンバナ科[注釈 1]ヒガンバナ属の多年草である。別名は曼珠沙華(マンジュシャゲ)、カミソリバナ、シビトバナ、トウロウバナなど[3]。学名からリコリス・ラジアータとも呼ばれる。
 原産地は中国大陸であり、日本においては史前帰化植物に分類される。分布は日本全国である[注釈 2]。秋の彼岸(9月)の頃に、花茎の先に強く反り返った鮮やかな赤い花を咲かせ、秋の終わりに葉が伸びて翌年の初夏に枯れるという、多年草としては特殊な性質を持っている。地下の鱗茎(球根)に強い毒性を有する有毒植物であるが、かつて救荒作物として鱗茎のデンプンを毒抜きして食べていた。
 英語では、レッドスパイダーリリー (Red spider lily)、スパイダーリリー (Spider lily) など
 サンスクリット語で「赤い花」[10]「葉に先立って赤花を咲かせる」という意味

Wikipedia

 そうそう、リコリス、だった。ピンクやら白やら、美しい群落を思い出す。ヒガンバナに比べると、花弁の反り返りが大分おとなしい気がする。

彼岸花

 ここから3枚ほど、群落の写真を。じつは・・・noteの「画像」に送ろうと思って。どなたか使ってくださるかなぁ?

彼岸花1
ヒガンバナ マンジュシャゲ 曼殊沙華

 横から撮りました

マンジュシャゲ

 見ていただいてありがとうございました
 秋が深まりつつありますねー


いいなと思ったら応援しよう!