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猫の話。まずは病院へ。
保護した猫は、次の日、動物病院に連れて行った。
「保護したら、すぐ獣医さんに見せにいくの」
と、保護猫活動をしていた友人が言っていたのを思い出したのだ。彼女とは趣味の会で知り合い、その会をやめて以来会っていない。保護猫活動もなかなか難しいとこぼしていたし、今更電話できないのを悔やんだ。
名前を聞かれて困ったが、鳴き声「みーや」でお願いした。
受付の人が写真を撮ってくれて、それが診察券の半分くらいを占めた。かわいい。
一通り検査してくれて、回虫の卵がある、と言われ、駆除してもらった。家でも何回か薬を飲ませてください、と言われた。
あとは、結果が出たらお知らせします(また来てください)、と言われ、連れ帰った。
数日後電話が鳴った。
「検査結果が出ました。その後の様子も見たいので、おいでください」
すぐに病院に行った。異常なし。オスで2カ月くらい、と言われた。体重も少し増えているという。
また、最初の日に見つかった回虫は駆除薬のおかげで駆除されているとのこと。
「もう大丈夫ですよ」
担当の看護婦さん相手に一生懸命遊んでいて、
「かわいい、美人ねー」
を頂戴した。
もう一度、保護したことを話して、里親を探してもらいたい、とお願いしたら、長い返事が返ってきた。ネットにやり方が書いてあったので、こちらも戸惑う。担当してくれた獣医さんは、
「副院長が説明します」
と言って、いなくなってしまった。
しばらく待っていると、優しそうな女医さんが
「里親を探したいとのことですか」
と聞いてくれた。副院長さんだった。
里親を探すにしても、施設に預けるにしても、
「検査して異常がないことを証明し、避妊手術をするか、その費用を負担する必要がある」
「病院は、一定の情報を書いてもらって、それを病院の掲示板に貼るだけなんですよ」
と言われた。それは覚悟していたので、しばらく預かります、と言って辞した。