度量衡(リテラシーの一つ?)
国を治めるということは、どういうことか?、という話で「そもそも」で出て来るのは、秦の始皇帝。
人心掌握や、経済・軍隊などについても書かれているが、今回注目は『これまで各国で異なっていた度量衡・貨幣・文字の統一、さらに車軌(車軸の長さ)の統一もはかった』点。
福岡市博物館の展示に先立って「紀元前221年、中国ではじめての統一王朝を打ち立てた秦(しん)の始皇帝(しこうてい)は、諸国を征服したその年、「法度(ほうど)・衡石(こうせき)・丈尺(じょうしゃく)を一(いつ)」にしました(『史記(しき)』秦始皇本紀第六)」との解説が。
度量衡の『度』は長さ、『量』は嵩、『衡』は重さを意味します。
具体的には、物差し・枡・秤の基準を統一しました。それぞれ計量器(同じもの)が全国(当時の・・・秦国各地)に届けられました。すごいエネルギー!
そのときはまだ、1メートルも1リットルも1グラムもなかったわけです。
さて、もう少し新しいことも調べてみることにします。
日本の度量衡というページを見つけました。
1メートル/1リットル/1グラムが一般化したのは、戦後のようです。
私は、明治維新後に更新されたと思っていたのですが、間違いでした。
1メートルとは「計測の国際的統一を目指す国際度量衡委員会が、「1秒間に光が真空中を進む距離の299,792,458分の1を1メートルとする」と定義しています」とのこと。
そのもととなったのは地球の大きさ。フランスの外交官タレーランがメートル法を制定し「地球の赤道から北極までの子午線(経線)の長さの1000万分の1を1メートル」と定めました。
出典↓
1795年4月にフランスにおいて、長さ、面積、体積、質量の単位をそれぞれ、メートル、アール、リットル、グラムと定めた法律が公布されました。
法定されたわけですね。
先にメートルの話を出しましたが、長さが定まったことで、体積(1立方デシメートル=1リットル)も定まり、「1リットルの4 ℃における蒸留水の質量を1キログラムとする」、すなわち、重さも決定されたのです。
それぞれについて、原器が作成され、世界中に副原器が運ばれました。
出典 https://unit.aist.go.jp/nmij/library/nmij_icp/introduction.html