尾根道、川道
今日は歴史の勉強会
街道の話になった
街道も最初はただの道
人が歩くと道ができる。
けもの道を使ったりまぁ、いろいろだけど・・・
主要街道も元は尾根道・川道だったりする。へぇ。そうなの?
古い道はぐにゃぐにゃしている。宅地も三角だったり変な風に切り込んでいたり。古い商店街の軒は近い。
川道の話になった。川道は、水が導く道。低いほうに平らに流れるから、歩きやすい。川沿いはもちろん、水の調達が◎。その意味では安全に長い距離をすすみ・・・海に向かうのなら、間違いなく辿り着く。
けれども、自然の川はたいていちょっとの雨でも氾濫し・・氾濫とまで行かなくても、先人の歩いた後を消し、作物を作っていたら流し去る。
それで、たいてい道は自然堤防を当てにする。少し高いから見晴らしもいいし。
自然堤防が尾根道みたいになっている場所がある。ちょっとアップダウンはあるが、自然堤防はたいてい広い平らな道になっていて、丈夫だし。
何となく街道の形が見えてきた。
さっき、海へ行く道は迷わない、と書いた。
谷道となったらちょっと変わる。行き止まりあり、迷い道あり、彷徨って出口がなくなることもある。水はもぐってしまうこともあるから。
迷子にならない、という点では、尾根道がいい。遠くに行くには高いところ(ピーク)。山上の道をたどって行くと、迷わない。見晴らしながら進む。
尾根道が険しすぎたら、山を巻くルートにして、立札を立てる。社があればなおいい。由緒が書いてあればもっといい。同じ場所にもどって来てしまうのが一番困るから。
ときどきは山の上まで行って、位置をたしかめる。
体力がいるし、たいてい水はないし、気候も山ノ下より厳しい。
だけど、山国の日本では、谷あいの道、峠道はマストだよね、で落ち着いた。なるべく近い道、重要な場所へ行ける交差点・・・ト日本地図を谷あいに沿ってワイワイしているうち、疲れてきた。
もし、砂漠の国なら、まぁ、砂漠はなくても、草原の国で馬が使えるなら、直線もアリだし、そういう国からの帰化人なら、絶対まっすぐに決めるんじゃない?という意見があって、それもいいね、となった。
秀吉はまっすぐな道を望んでアップダウンを気にしなかったという。
江戸道では、まっすぐ・しかも平らにするために切通しを選んだという。
何となく、不自然強し、という感じがする。