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ドル円今週の振り返りと来週の見通し

今週、ドル円は日本株の乱高下とともに大きく上下しました。先月末の金融政策決定会合で日銀が追加の利上げを決定し、今後も段階的に利上げが行われるとの見方が広がっていましたが、今週日銀の内田副総裁が追加利上げに慎重な姿勢を示したことで先行きは不透明となっています。

ドル円相場の変動幅が大きくなる中、来週の米CPIをはじめとする重要指標の結果が予想と乖離した場合は再び大きな変動が生じる可能性があり、慎重に方向感を見極める必要がありそうです。






14日(水)には米7月消費者物価指数(CPI)が発表されます。CPIは消費者が購入する商品やサービスの価格の変動を測定したものです。インフレの実態を見極めるのに利用され、季節的な要因で価格が変動しやすい生鮮食品を除いた「コア指数」が特に注目されます。米FRBが金融政策を決定する上でも重視するとされるため、ドル円相場を見通す上で重要度の高い指標です。


15日(木)には日本の4-6月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)が発表されます。GDPはその国の経済活動の規模を示す重要指標です。15日に発表されるのは速報値であり、特に注目度が高くなる傾向があるため、相場変動に注意が必要です。


15日には米7月小売売上高も発表されます。米小売売上高は、アメリカの小売業者の売上高を集計した指標です。アメリカでは消費活動がGDPに占める割合が他国に比べて高いことから、アメリカ経済の動向を見極める上で重要とされます。

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