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ツバキの魅力
ツバキは、桜などとともに日本を代表する花木の一つです。光沢のある深い緑色の葉に美しく咲く花。
秋から春に花が咲くのは珍しく、観葉価値が高いです。
日本に自生するツバキは、ヤブツバキ、ユキツバキ、サザンカ、ヒメサザンカの4種類あります。
ツバキ属全体では、約250種が主に亜熱帯から熱帯アジアに分布していますが日本は温帯に分布し耐寒性がある貴重な種類です。
ツバキは古くから、生活に欠かせない植物として活用されてきました。
室町時代から安土桃山時代には、茶道や華道が発達しツバキの花をより身近で鑑賞するようになりました。
ツバキの栽培は、江戸時代を通して行われ自然交配や変異から美しい花を咲かせる銘花が誕生しました。
ヨーロッパには、17世紀後半までに日本や中国のツバキが導入され冬に咲く美しい花として普及し19世紀には数多くの園芸品種が誕生しました。