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潜在的ニーズを引き出す質問力


こんにちは、嘉瀬遥です。

皆さんは、橘玲さんが書かれた「幸福の資本論」という本を読んだことがありますか?
とても学びの多い本なのでオススメです。

その中で、紹介されているのが、3つの資本で、「金融資産(資本)」「人的資本」「社会資本」のことを表します。

詳細はぜひ本を読んで学んでいただきたいのですが、今回はその本を読んで、私が考えたことをシェアしていきたいと思います。

今回私が着目するのは、「人的資本」です。

人的資本は、専門的な知識や高いスキルをイメージする方が多いと思いますし、私も最初はそのように捉えていました。

両親、祖父母も国家資格をもっていたので、資格をとることが「正」という環境で育ってきたのも要因としてあると思います。
私自身も、管理栄養士と栄養教諭という資格をとるために大学へ進学しました。

ただ、社会人6年目になって感じることは、資格がすべてではないということです。
正直、AIの発達、最近で言うとChatGPTなどの影響により、専門的な知識は簡単に得られるようになりました。

管理栄養士のメイン業務もメニューの作成や栄養価計算ですが、正直専用のソフトなどで誰でもできるようになっています。

そんな中、資格をとる意味とは何なのか、ふと考える機会がありました。
考えてみて、個人的にしっくりきたのは以下の2つです。

①安心感
やはり人なので、同じ情報も誰から得るかで安心感が違うと思います。
自分で調べて得られる情報も多くあると思いますが、その道の専門家が与える情報は安心感があるなと私は感じます。

②個別対応
AIは学習意欲が高いので、一度やったことは高精度で行うことができます。
ただ、人間は個体差があります。
管理栄養士もアレルギー対応や病状、好き嫌いなど、経験値を積むごとに個別対応の力がついたという体感があります。

③0→1
②に通じるところもありますが、AIは新しく何かを生み出すことはできません。
人間がAIと違うのは「考える」ことができることです。
加えて、私が最近感じるのは、「潜在的ニーズを引き出す力」が重要だなと。
顕在的なニーズに関しては、AIでもアプローチができますが、潜在的ニーズを引き出すことこそ人間にしかできないことだと思います。

そこで大事になってくるのが、「質問力」。
相手の現状、背景、表情、声色など、総合的に判断しながら、相手が本音を話したくなる空間をつくること、本人も気づいていない(これまで言語化してこなかった)ことを引き出すことができれば、新しい価値を提供することに繋がると考えます。



私は、管理栄養士と栄養教諭をとったことを誇りに思っています。
ただ、その資格だけで必要とされるのではなく、嘉瀬遥として必要とされるべく、これからも人的資本を上げていきます。


いつもありがとうございます♪


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