トキ消費とは?
こんにちは、嘉瀬遥です。
前回は、モノ消費とコト消費について書きました。
今回は、トキ消費について書いていきます。
トキ消費とは、同じ体験を再現できない「非再現性」、さまざまな人々と体験や感動を共有する「参加性」、イベントや体験の盛り上がりに参加している「貢献性」の3要件を満たす消費のことです。
そして、トキ消費をビジネスに活かすポイントが3つあります。
①トキのお題を与える
参加者がそのトキに盛り上がれるような新しい記号やルールをお題として提供することです。
顧客が受け身な存在にならずに、主体的に動いてもらえることが期待できます。
例)特定の期間だけしか手に入らない限定商品を提供すること
②新しいトキをつくる
新しい習慣を設定したり生み出したりすることです。
日常性からの脱却、つまり「新しい歳時記や旬を開発する」という視点を取り入れることで、従来はモノ消費やコト消費であったものでも、トキ消費へと発展させられる可能性が高まります。
③モノ、コト、トキを循環させる
モノ消費やコト消費をトキ消費へと繋げることです。
イベントやサービスにおける非制限性と参加性を高めることで、「コト」を「トキ」に変化させられます。
モノを介した体験型サービスを提供することで、「モノ」を「コト」にできます。商品に「いまだけ、ここだけでしか買えない」などの限定性がある価値を付加させることで、「モノ」が「トキ」になります。
新型コロナウイルス感染症の影響で多くのイベントが中止となった一方で、イベントのオンライン化も進んでいます。
時間の余裕がない、物理的な距離などでトキ消費を諦めていた方も、オンライン化によって参加するハードルが下がったとも言われています。
今だからこそ楽しめるトキ消費を共につくっていければおもしろいですね♪
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