なにもしたくない
なにもしたくない。
いや、本当はなにもしたくないふりをしたいのかもしれない。
いつもどうやって仕事に手をつけていたのか思い出せない。よくやってたな。
やろうと思えばできる。だって私はビビり。他の人の目を気にする。
できていない、と思われたくないし、心配もされたくない。
本当は心配されたいかも。自分の存在をすこし…いや、どうでもいい。
私は、昔からできないことばかり。
すぐにものをわすれ、整理はとても苦手で、細やかな気遣いもできない。
優しい。けど、その場だけ。その瞬間だけ。
優しい、と言うより、甘い、と言った方があっているのだろう。
そんな私が最近働き始めた。
できないことがわからないまま、不安の海をなんとなく楽しく泳いでいた。
できないことがわかるようになると、責任という石を持つようになる。
楽しく泳いでいたはずの海は、日によっていろんな表情をみせる。
先輩に教えられ知ることが嬉しい私は、隙間いっぱいのカゴに知識を入れる。
うまくいかないことが増えていく。
忘れるならメモをしなと言われるが、メモは気がついたことだけでいいんだと言われたり。
よく考えろといわれるから考えていると、早く相談しなよと注意されたり。
相談の仕方を教えてもらうも、なんだか、次は自分がどんな失敗をするのか、迷惑をかけるのか、相手の時間を無駄にするのか、また同じことを言わせてしまうのではないか、ウザがられるだろうな。とか思い始める。
声をかけることが怖くなる。
身近な人から大切にしようと思い始めたこの頃。
とりあえず自分のために部屋を綺麗にしていた。そこから、洗濯をやるようになったり、トイレ掃除も、シャンプーの詰め替えも、いろいろやるようになる。
こんな感じでいいのかな。自分も嬉しいしいいか。と思う。
お母さんが「だれか料理してくれないかな。」と言うと、やらないとなと思う。けど、料理をみんなに振る舞いたいと思うほどできない私。やることもいっぱいある私。なんとなくやらないという選択をする。
これでいいのかな。
お母さんが求めていることと私がやっていることは違う。
お父さんが、「車洗うか!」という。それは、手伝って。ってことなの?でも、私にも私のことがあるから、やらない。
これでいいのかな。
どこからどこまでやればいいんだろう。
こうやって、些細なことを気にしていると、相手まで気にさせてしまう。
気を使わせてしまうのだ。
疲れさせてしまうのだ。
それがまた。ごめん。
普通にしていることができない。
なにをしたらいいのかわからない。
自分のした行動がなんか嫌い。
でも、どれがいいのか。わからない。
できることがあるだろう。けど、整理ができないんだ。
そんなことを考えていたら、疲れてきた。
なにもしていなくても疲れてきた。
あー暗い文章。
書いてみたけど、スッキリしない。こまったもんだ。
座って、パソコンをパチパチしてくるだけなのに、
心臓はバクバク、涙はボロボロ。
なにもしてないのに、疲れる。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?