第28回電撃小説大賞の結果
第28回電撃小説大賞の一次選考の結果が出ました。
応募数は4411作品(長編:3255作品、短編:1156作品)で、通過が489作品(長編:411作品、短編:78作品)だったみたいです。
僕は長編を一つ応募していましたが、残念ながら落選していました。
これからどうしようかな、と今は悩んでいるところです。まだ結論は出せていません。気持ちを整理するためにも、いろいろとここに記しておこうと思います。
知らない人も多いと思うので最初に述べておくと、僕はこれまで何度も新人賞に応募していて、そのほとんどが一次で落ちています。電撃大賞も結構前に一次に通ったくらいで、最近は全然通過できていません。
長年作家志望の状態でいる中で、人気が出れば書籍化もあるかもしれないとネット上に小説を公開してみたり、やっぱり公募型の新人賞に挑戦したほうがいいと考え直したり、迷いながらも活動を続けてきました。
そんな経験を経て辿り着いたのは、読んでくれる『あなた』の存在が何よりも大事だということ。
それが小説であってもブログであっても、また紙であってもパソコンやスマホの画面であっても、そこに『あなた』がいてくれるならなんでもいいと思えるようになりました。
落選した状況でこんなことを吐いても負け惜しみにしか聞こえないかもしれませんが、僕は賞は獲れなくてもいいと思っています。
多分、何を言ってるんだと思われるでしょう。長くやってきて頭が変になったと理解されても仕方ありません。
でも、本当の気持ちです。『あなた』に届けるために賞は必須ではないから。
とはいえ、それはただの綺麗事でしかなくて、生活をしていくためにお金は必要だし、そもそも知名度がなければ読まれることもないわけで、そうした問題を解決するためには賞を獲って作家になるしかないという結論に行きつくのですが。
ただ、いつもそこで堂々巡りになってしまうんですよ。先に進んでいる感じが全然しない。良いものが書けたと思っても結果が伴っていないから余計にね。
生きることと小説を書くこと。僕にとっては深く結びついてしまっているから、どちらかが迷子になればどちらも迷子であることと同じで、打開策がないまま今も生きています。
長々とまとまらない感情を綴ってみました。ここまで読んでくれてありがとう。
これからのことはまだ未定なわけですが、こんなブログでも読んでくれる人がいるのなら、きっとそれは僕の希望になります。
綺麗事だけじゃ何も解決しないってことは痛いほどわかっているけど、誰かと比べてどうだとか才能がないだとかそんなのは本当にどうだっていい。
今回落選した小説も、今まで書いてきた小説も、『あなた』に届いてくれればいい。『あなた』の希望になってくれたらいい。
心の底から望んでいるのはただそれだけだから。
今後ともどうかよろしくお願いします。